クライミングレポ
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【雪彦山 地蔵岳 正面壁右カンテルート】全体図&動画&トポ図付き!

岩と沢さん
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正面壁右カンテは地蔵岳のノーマルルートよりも断然難しく、よりいっそうアルパイン要素の強いルートだ!
特に1p目はクライミング要素が強く、3p目は支点も古い物が多く(リングボルトやハーケン)高度感も強く感じます。
練習ルートというよりも、本チャンに近いルートだと思います!

■タイム
11:45 取り付き→13:45 地蔵岳山頂
■グレード
3ピッチ Ⅳ+級(特に2p目以降は絶対に落ちれません)
■主な使用ギア
60mダブルロープ・ヌンチャク10本ぐらい

詳しいアプローチはこちらをご覧ください!

地蔵岳正面壁・右カンテを登る!

取り付きに到着!


1p目 50m Ⅳ+級

右カンテルートは、早速1pのボルト2個目~3個目あたりが核心です!
ホールドとスタンスが豊富そうに見えるが、実際に登ってみるとどれも逆層なのでカチや極小のスタンスしかないです。
小さなスタンスに体重を乗せて、カチで耐えて次のカチを取りに行く・・ボルト間隔は近いですが、近いなりに難しいです。
支点は新しいけど、人工でも厳しい!


右のカンテのほうへ向かって登っていく

最初の核心を登ると、右斜め方向へトラバース気味に登っていきます。
最初の核心以降はグッと簡単になります。ボルトもしっかりしてます。

トラバース途中から、1p目終了点を撮りました。
ここの終了点の前にも終了点っぽいのがありますが、60mロープであればこの終了点まで行けました!(トポ上ではここまで60m)


1p終了点

1p終了点は広いテラス。若干足下が斜めってます。
ボルトもしっかりしているので、3人乗っても大丈夫!って感じです

いよいよ核心のカンテを登る!


2p目 35m Ⅲ級

2p目はいよいよカンテを登る!
グレードはⅢ級ですが、支点がリングボルトやハーケンがメインになってきます!ルートもそれなりに長いのですが、ペツルのハンガーは1個しかなかったです。なので、グレード以上に難しく感じました。
基本的にはカンテ沿いを登りますが、右に行くのか?左に行くのか?少し迷う所もありました。

↑2p目を半分ぐらい登った所
2p目は最初の方は傾斜も寝てますが、中間では垂直近くなってくるので高度感も出てきます!スタンスとホールドは豊富なので落ち着いて登りたい所。

↑2p目終了点から3p目を望む。
3p目 30m Ⅱ級+

2ピッチ目の終了点がどこか分からず、最後はランナウトに耐えてカンテの右側の立木で支点を取ってしまった!どうやら、最後まで素直にカンテを登らなければいけなかったみたいだ!2p目終了点はリングボルトだったので、どこでピッチをきるかは慎重に判断したいところ。

3ピッチ目は簡単で、最初の数メートルを登ればあとは殆ど歩きみたいなものでした!
あとは登山道のような道を数m歩くと地蔵岳山頂に到着です!(写真撮り忘れてました。)


下山路!この山は登山道もおもしろい!


また来ましょうね!

全体図&トポ図はこちら!



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各終了点に青●をつけました!

画質の良いトポ図はこちら

他のトポ図はこちら

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もしよかったら見てくださいね!
ペースは遅いですが、今後も動画を上げていく予定ですので是非チャンネル登録と高評価をよろしくお願いします!(僕のモチベーションにもつながります!(笑))

今回使ったらクライミングギアはこちら!

こちらで、マルチピッチクライミングに使う装備を網羅的に解説しています!

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この記事を書いた人
岩と沢さん
岩と沢さん
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■JSPO山岳コーチ1
■元登山ガイドステージⅡ
■元登山用品店のショップ店員だった僕。
山に登る事と、新しいギアを山で試すことが好きです。
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