【雪彦山 地蔵岳 東稜ノーマルルート】動画&全体図&トポ付き!
東陵ルートは雪彦山のマルチピッチの入門的なルートですが、決して簡単すぎるわけでもなく、支点もすべてがしっかりしているわけでは無く(ハーケンやリングボルトあり)、クラシカルな面白いルートでした!
■タイム
07:40 展望所→08:15取り付き→10:30 地蔵岳山頂
■グレード
8ピッチ Ⅳ級(1pと6pはややランナウト)
■主な使用ギア
60mダブルロープ(50mでも大丈夫です)・ヌンチャク10本ぐらい・カム1~2番(4ピッチ目のみ使用できそうでした。)
岩場へのアプローチはこちらをご覧ください
A16展望台から入山!
A16の展望台からアプローチ!
A16どこかいな?という方のための分かりやすいマップがこちら!
登山口にも駐車場がありますが、今回は加野神社の駐車場に車を停めました。A16まで歩いて10分ぐらいです。
取りつきに到着!
↑取り付きです!
1P目 40m Ⅲ級
正面のスラブを登ります。右の方にもペツルのハンガーが見えますが、まっすぐ登った方が簡単だと思います。スラブなのですがカチが多く、フェースを登る感じです。
支点は遠め!
1p目を登り終えた所です。写真中央、取り付きに人がいるのが見えますね
2p目 40m Ⅳ級
2p目は、中間から傾斜が立ってきます。1p目よりもホールド、スタンスは多く見えますが丸っこかったりして侮れないです!
↑2p終了点で後続を迎える。(立木で終了点)
2p目の終盤は傾斜が寝てきます。その代わりランナウトするので最後まで気を抜かずに!
↑3p目 15m Ⅱ級
ほとんど歩きで距離が短く簡単なのですが、支点がありません!念のため立木にスリングで支点を確保しました。
↑3p終了点。4pチムニーの入り口
4ピッチ目、ルートの核心部であるチムニーに到着!
↑4p目 40m Ⅳ級
4pのチムニーはこのルートの核心。最初にハンガーボルトがありますが、その後はややプアな支点が続きます。
心配な人はチムニー内にキャメロット1~2番が決まりそうだったので使った方が良いかもしれないですね!
↑4p目終了点から登ってくるパートナーを撮る。
5mほど最初のチムニーを登ると、徐々に傾斜が緩んできます。ホールド、スタンスもあるので、難しくは無いですが支点がプアなので落ちたくはない感じです!
4p目終了点でようやく地蔵岳山頂が見えてきた!
5pは歩き!ロープ要りませんでした。
6p 35m Ⅲ級
馬の背と呼ばれるリッジを登ります。グレードは三級ですが、最初のハーケンがある以降、支点が全く見つかりませんでした!なので絶対に落ちれません。ビレイヤーの支点も良い位置に強固なものが見当たりませんので立木を使用。
簡単なのですが、最初のハーケン以降支点がありません。支点も中間は取れないので、落ちたら危ない!
遭難碑が途中にあるのですが、そこまでは落ちれないです。
いよいよ最後のピッチです!
最後のピッチ。山頂フェイスに到着!
7p 35m Ⅲ級orⅣ級
馬の背を登り終え、10m程歩いて(7p)最後のピッチの取り付きへ。
赤が今回登ったルート(Ⅳ級)青がルンゼルート(Ⅲ級)です。
今回は僕たちはルンゼを行かずに、取り付きから右にトラバースしてフェースを直上しました。
↑7p目途中からビレイヤーを撮る。
最後のピッチは、最初はカチのトラバース。ボルトはどれもしっかりしてそうで信頼できる。
カチのトラバースが終わったら、ボルトに導かれるように直上!この直上が核心でした。
カチを拾い数手つかんだところでガバが出てきます。ボルト間隔も近いですが高度感も抜群!
山頂フェイスを登る!
↑終了点でパートナーを撮る。
終了点は地蔵岳山頂!山頂に抜ける感じが最高です!
地蔵岳登頂!ナイスクライミング!
あとは登山道を下山します。
地蔵岳山頂直下の下りは結構スリリングです。
落ちたらやばい!
後は普通の登山道を下ります
鎖場なんかもあります。
全体図&トポ図はこちら!
画質の良いトポはこちら
その他のトポ図はこちら
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もしよかったら見てくださいね!
ペースは遅いですが、今後も動画を上げていく予定ですので是非チャンネル登録と高評価をよろしくお願いします!(僕のモチベーションにもつながります!(笑))
今回使ったらクライミングギアはこちら!
こちらで、マルチピッチクライミングに使う装備を網羅的に解説しています!