雪山登山をする上で必要な装備がアイゼンです。
10本爪や12本爪などありますが、各種メーカーから出ており、単純に爪の数だけでは選べなくなっているのが現状です。
同じ10本・12本爪でも、行く山域や用途によって選び方は変わってきます。
アイゼンの歩行技術によっても、選ぶアイゼンが変わってきます。
現場で培った知識と経験を出し惜しみなく解説しているので、アイゼンの正しい選び方が分かっちゃいます!詳しいプロフィールはこちら
このブログを読むと、自分の使い方にマッチした快適なアイゼンを選べるようになります!
※大前提として、アイゼンは命を守る道具なので専門店での購入をオススメします。
■初心者にはグリベルのエアーテックがオススメ!
→歯は短いですが、必ずしも長い歯が良いとは限りません。
■様々な雪山に行きたい人はペツルのバサックがオススメ!
→ペツルはオプションパーツがとにかく多く、汎用性が最も高い。
■バリエーションに行く人はブラックダイヤモンドもオススメ!
→前爪の形が他には有りません。
アイゼンとは?雪山で自分の身を守るための重要装備。
アイゼンとは、登山靴の後ろにつける鉄のスパイクの事を言います。
雪山登山の魅力とアイゼンの重要性
雪山はどうして魅力的なのでしょうか。
夏山とは違った「選ばれた人」にしか立ち入れない、それが雪山の魅力の一つだと思います。
雪山登山では雪の上を歩きますが、靴が滑ってしまうととても危険です。
道路などの雪道を歩いていて、思わぬ所でコケて痛い目を見た人もいるはず。
山でそんな事になるのは大ケガのリスクです。
アイゼンを必ず持って行きましょう!
12本爪と10本爪アイゼン、どちらを選ぶべきか。
初心者のうちは、まずは12本爪を購入しよう。

■アイゼンは欲しいけど、ピッケルほどまでじゃないという雪山。
■アイゼン歩行に慣れて、軽量・コンパクトを求める人。
そういった人は10本爪のアイゼンを選ぶと良いでしょう。
ただし、初心者のうちはその違いは分からないですよね。
先ずは12本爪のアイゼンを購入する方が、安心・安全です。
12本爪は、本格的な雪山登山まで対応できる。

■初めて行く山で、思わぬ傾斜の強い雪壁に出くわした。
■ふかふかの雪を求めていったら、カチカチに凍っていた・・・
爪が多いほど、傾斜の強い登り&下りでの安定性が強くなります。
積雪の多さなどによっても、傾斜やルートが変わります。
12本爪は、転ばぬ先の杖といった所でしょう。
12本爪アイゼンの選び方
12本爪アイゼンはどれも同じ形状をしていますが、詳しく見てみると少しずつ違います。
どのポイントを見ていけばよいのか説明します。
前爪と全体の爪の長さは、どれだけ傾斜の強い所を想定しているか。
- モンベルのスノースパイク
- ブルーアイスのハーファング
※この二つは極端な例です。(そもそも10本爪です)
■モンベルのスノースパイクは前爪が殆ど出てなく、全体的に爪が短い。
■ブルーアイスのハーファングはしっかりと前爪が出ていて、爪が全体的に長い。
■爪が出ておらず、短い
→傾斜の強い所は苦手です。
その代わりに、とっても歩きやすい。
■爪が出ていて、長い
→傾斜の強い坂道に、登りも下りも安定感が出てきます。
その代わりに、アイゼン歩行の技術が必要になってきます。
12本爪アイゼンは、「爪が出ていて長い」事が前提となってきます。
2列目の爪は、より傾斜の強い雪壁での安定性を決める。
12本爪アイゼンの選び方で、より重要になってくるのが2列目の爪です。

2列目が出ていると、より傾斜の強い雪や氷での安定感が出てきます。
登りでのアイゼンのサポート力が増しますが、よりアイゼン歩行技術が求められます。
次の章と合わせて読むと分かりやすいです↓
2本目以降の歯は、片効きの安定性と、歩きやすさに関わる。
前から見てみると、2本目の爪の開き具合が分かります。
- グリベルのエアーテックは2本目は主張が少ない。
- ペツルのバサックは2本目は主張が強い。
更に上から見ると分かりやすいです。
■グリベルのエアーテックは2本目の爪が引っ込んでいます。
■ペツルのバサックは2本目の爪が出っ張っています。
これは、2本目の爪が傾斜の強い登りだけではなく、
トラバース時にどれだけ2本目の爪が雪面を噛んでくれるか、に関わってきます。
出っ張っている方が、トラバース時でも安定してアイゼンが雪面に刺さります。
その代わり、普通の歩行時に2本目の爪が足の内側に引っ掛かるリスクも増えます。
- ペツルのバサックは2列目も3列目も横に広い。
- グリベルのエアーテックは3列目が横に広がっている。
下から見ても分かりやすいですね。
■ペツルは全体的に広くとっても攻撃的。
■グリベルのエアーテックは3列目が横に広いので、トラバース時はここがよく噛んでくれる作りになっています。
初心者のうちは、2列目の歯の形状がとっても大事です
2列目以降の爪が長いか短いかで歩きやすさが変わる。
メーカー(もしくはモデル)により、爪がどれくらい長いかが違ってきます。
BDとグリベルはかなり歯が摩耗していますが、それでもペツルは歯が長いのが分かりますね。
■長い爪は、雪と氷に対して安定感が強くなります。
■慣れないうちは効きすぎて逆に歩きづらい時もあります。
モデルによっては、前爪の長さを調整できる。
ワンタッチ式の物だと、ビンディングの位置を調整して前爪の長さを調整できるモデルもあります。
適正な長さに関しては、説明書を読みましょう。
素材による違いと特徴
クロモリはとにかく丈夫で長持ち
グリベルのアイゼンに代表されるクロモリ製のアイゼンは、とにかく丈夫です。
爪先が丸くなってきても、研いでやることにより寿命が延びます。
(上の写真のアイゼンは何回も研いでいて、さすがにそろそろ限界です)
これから長く雪山をやる方にはオススメしたいアイゼンです。
ステンレスは錆びにくい。
錆にくく、クロモリに比べて少しだけ軽量です。
僕の肌感覚で、微妙な差なのですが、クロモリやスチールに比べるとやや摩耗が速いです。
その代わり、自分で研ぐのは一番やりやすいかもしれません。
スチール製は丈夫で長持ち
まだ数回の使用ですが、僕の肌感覚ではクロモリ並みに丈夫です。
スチールに強度を持たせるためにクロムとモリブデンを配合した物がクロモリ、である事から、一番強度があるのはクロモリだと思います。
アルミ製は一番軽量だけど、寿命も短い。

初心者はアルミ製アイゼンを選んではいけません。
僕もその昔、軽量につられてアルミのアイゼンを履いたことがありますが・・
アルミ製は、アルミ製のメリット・デメリットが良く分かっている人が使うべきだと思います。
初心者にはデメリットの方が多いでしょう。
アイゼンの取り付け方法による違いと相性について
ワンタッチ式やセミワンタッチ式・バンド式などありますが、どれを選べばよいのでしょうか。
※前提として、アイゼンの装着方法はしっかりと付属の説明書を読んでくださいね。
アイゼンには大きく分けて3つの種類がある。
- 靴との一体感が一番いい。
- 装着できる靴が一番多い。
- どんな靴にでも一応は装着できる。
大きく分けて、上の3つですね。
初心者へのオススメはセミワンタッチ式です。
雪山をどんどんやりたい人にはワンタッチ式がオススメです。
自分の登山靴にコバがあるかどうかを先ず調べよう。
登山靴にはコバと呼ばれるものがあります。
- 奥の靴は保温材の入った厳冬期用の登山靴。手前は残雪期用。
- これはハイキング用。
コバの有無は以下のどれかなので、それによって選べるアイゼンが変わってきます。
■後ろだけにある
■前と後ろにある
■コバがない
一般的に・・
■コバが後ろだけにある
厳冬期の冬山を想定した登山靴、もしくは残雪期の少し暖かい時期を想定した登山靴です。
靴に保温材が使ってあるか&ソールの硬さがポイント。
■コバが前と後ろにある
厳冬期の冬山を想定した登山靴で、保温材も入っている可能性が高い。
ソールも硬く平らで、アイゼンを選ばない可能性が高い。
■コバが無い
恐らく冬山は全く想定されていなくて、保温材が使われてない可能性が高い。
また、靴全体が柔らかく、12本爪の硬いアイゼンを使うと足が痛くなるかも。
※実際には靴を見てみないと分からないので、可能性として考えて下さい。
コバが後ろにあれば選べるアイゼンの種類も増える
- セミワンタッチとバンド式が装着できます。
- つま先部分が焦点となります。
ソールもある程度硬いことが予想されます。
アイゼンとの相性が良い可能性が高いです。
ただし、歩行性能を重視していてつま先部分が沿っている物が多い。
小さい靴とかだと、前のビンディングが不安定になる可能性もあります。
前後にコバがある靴はアイゼンが密着して安定性が増す。
- 基本的に何でも装着できます。
- つま先部分の相性が最も良い。
ソールも硬く、平らで、保温材の入った登山靴である可能性が高いです。
アイゼンとの相性はかなり良いでしょう。
ワンタッチ式の物だと、つま先部分が密着して安定感が増します。
(歩行中に外れない、というワケではありません)
コバが無い靴は選べるアイゼンが限られる。
そもそもコバの無い靴は「冬山を想定されていない=防寒性能が無い」である可能性が高いです。
「普段使っている靴で、軽い雪山にハイキング程度に行ってみたい」
という方のための需要はあります。
- 柔らかい靴を想定して作られている。
- 柔らかい靴は想定されていない。
- 靴の形に沿うので歩きやすい。
- 靴の形に沿わないので、足が痛くなるかも。
そういった人には、12本爪ではなくてモンベルのスノースパイクがオススメです。
センターバーが柔らかく、ソールが柔らかくてつま先が沿っている靴との相性がバッチリです。
ただし、急な登りなどは不得意なので、森林限界を超えず、リスクの少ない範囲に留めておきましょう。
靴に合わない場合はオプションパーツで対応しよう
アイゼンと登山靴の相性はありますが、合わない場合はオプションパーツを使用することで解決する可能性があります。
- 適正なサイズ
- やや大きいサイズ
僕が経験した「相性の合わないアイゼン」は、殆どが前側のビンディングのミスマッチでした。
靴やサイズによって、つま先側の「細い・太い&低い・高い」があるので、それに合わせて前側のビンディングを調整します。
- 各社の前側のビンディング
- 金具はミスマッチになりやすい。
- バンド式だとミスマッチになりにくい
各メーカーからオプションパーツが出ていますが、特に足の小さい方は要注意です。
足の小さい方は、ビンディングは取り替えられないアイゼンもあるので、取り替えられるものを選んでおいた方が無難です。
小さい靴への対応方法
- センターバーをひっくり返すことで小さい靴に対応させる。
- センターバーは引っかける位置によって対応させる。
グリベルとペツルは、センターバーによって小さい靴にも対応させることが出来ます。
グリベルに関しては、こちらのYoutubeが分かりやすいです。
女性用の極端に小さい登山靴だと、バーが飛び出してしまう場合があります。(ほとんどありません)
こうなると飛び出た部分を切る必要があります。
詳しくは、付属の説明書を見て下さいね!
アイゼンのお手入れ方法と保管方法
一番大事なのは爪がちゃんと適切に尖っているか

一番大事なのは、爪が適切に尖っているかどうかです。
尖らせすぎると摩耗しやくすなるので、元の爪と同じぐらいの角度(60度前後)を目安にすると良いです。
(ペツルの説明書に60度と表記があったと思いますが、見つからず)
写真のようなやすりで削っていきますが、両方やると1~2時間ぐらいかかります。
グラインダーは鉄に熱を加えることになるのでいけないという事にはなっていますが、
問題ないとしてグラインダーで研いでいるプロのお店もあります。
※自己責任でお願いします。
細かい研ぎ方は、ペツルのこちらの技術書をご覧ください。
または、ペツルのこちらのpdfをご覧ください。
錆はとったほうがいいのか?→別に気にしなくていい
ネットには「錆をとろう」と書いてありますが、そんなに気にしなくても大丈夫です。
ペツルの用具のメンテナンスBookには、アックスの話ではありますが「この錆が強度に影響を与えることは無い」と書いてあります。→こちら (pdfが開きます)
錆はスポンジでとるとも書いてありますね。
上の写真のグリベルのアイゼンは10年以上前の物ですが、錆に関してはノーメンテです。
気になる人はスポンジで錆をとると良いでしょう。
無駄に長いアイゼンバンドは切ろう

「アイゼンバンドの末端は結ぼう」
という人も多いですが、寒い中かじかんだ手で結ぶと時間もかかるし、ちゃんと結べません。
結んだとしても、歩いていると解けます。解けると、踏んでこけてしまうリスクがあります。
靴を履いて、靴紐をしっかりと締めた状態でアイゼンを装着し、末端を15~20cm程度残して斜めに切りましょう。
そしてしっかり末端をライターであぶりましょう。
(ペツルのアイゼンの説明書には8cm、BDの説明書には15cmと書いてありますが、最初は長めに切ってから調整した方が失敗が少ないです。)
もし、スキーブーツでも装着する事を考えているなら、登山靴ではなくスキーブーツで長さを調整しましょう。
スキーブーツの方が大きいからですね。
おすすめアイゼン【8選】
以上の事を踏まえて、僕のオススメアイゼンをご紹介していきます!
豊富なオプションと高強度な歯が特徴「グリベル」

歩きやすさで選ばれてベストセラー。
爪をあえて短くすることにより、岩や氷に引っかかりにくくなっています。また、歩行時にアイゼンの爪がゲーターに引っ掛かる事も少ない。
3列目の歯が横と縦に向いているので、登下降&トラバース時の安定感が良い。
その代わり、爪が短いことによる深い雪の保持力は他のアイゼンに劣る。
重量 | 872g(ペア) |
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素材 | ニッケルクロムモリブデン鋼 |
定価(2023年) | 27,500円(税込み) |
オススメシーン | 雪山登山・岩場の多い雪山 |

エアーテックEVO・ニューマチックのワンタッチ式です。
登山靴とより一体感を出したい人にオススメ。
フロントベイルの位置をズラすことも出来るので、前爪の調整も出来ます。
オプションパーツを買うことにより、セミワンタッチにすることもできます。
スキーブーツへの装着なども考えている人はこちらの方が汎用性があっていいです。
重量 | 886g(ペア) |
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素材 | ニッケルクロムモリブデン鋼 |
定価(2023年) | 27,500円(税込み) |
オススメシーン | 雪山登山全般・岩場の多い雪山 |

エアーテックよりも全ての歯が長く、2本目の歯も攻撃的。
急な斜面の登りも下りも安定した歩行ができます。
値段は少し高いが、なんといってもグリベルはニッケルクロムモリブデン鋼を使用しているので、とにかく丈夫で長持ち!
重量 | 1006g |
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素材 | ニッケルクロムモリブデン鋼 |
定価(2023年) | 31,350円(税込み) |
オススメシーン | 雪山登山・バリエーションルート |

G12のワンタッチ式です。
ワンタッチ式のほうが前爪の一体感が出ますし、前爪の出具合を調整できるので、バリエーションに行く人にはオススメです。
オプションパーツを買うことにより、セミワンタッチ式にも出来ます。
重量 | 1012g |
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素材 | ニッケルクロムモリブデン鋼 |
定価(2023年) | 31,350円(税込み) |
オススメシーン | 雪山登山・バリエーションルート |
- 引用:グリベルカタログ(https://www.magic-mountain.jp/)
- 豊富なクランポンパーツ
マジックマウンテンのHPのデジタルカタログから一部引用させて頂きました。
エアーテックとG12では歯の長さが全然違うことが分かります。
保持力の高さから初心者にG12を勧める人も多いですが、「歩き方に自信が無い」人には僕はエアーテックの方が良いと思います。
フロントベイルが合わない・大きい靴・反りの大きい靴・ターンインの強い靴にはフロントベイルやジョイントプレートを交換する事によって対応することが出来るようになっています。
豊富なオプションと選択肢「ペツル」

爪が長いので急斜面や深い雪などの保持力が高い。
セミワンタッチ式ですが、オプションとしてワンタッチ式に交換できるパーツが付属しています。
それでいて値段が安い。
別売りの「バックフレックス」を購入するとバンド式(コバの無い靴にも装着可能)になる他、「イルビスフロントブロック」を購入すると10本爪にもなります。
重量 | 872g |
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素材 | スチール |
定価(2023年) | 26,950円(税込み) |
オススメシーン | 雪山登山・バリエーション |

縦爪は横爪よりも圧倒的に保持力が強いです。
アイスクライミングだけでなく、バリエーションルートにも良い。
前爪の長さを調整したり、モノポイント(前爪を1本)にすることも出来る。
歯がとても攻撃的なので、初心者や雪山縦走には不適です。
重量 | 1020g |
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素材 | スチール製 |
定価(2023年) | 34,650円(税込み) |
オススメシーン | アイスクライミング・バリエーション |

ペツルの特徴は、なんといってもこの圧倒的なオプションパーツの品ぞろえ。
アイゼン歩行に自信があって、バリエーションにもがっつり行きたい人にはペツルがオススメです。
登攀性能と歩行性能のバランスが高い「ブラックダイヤモンド」

最大の特徴は前歯の形状。
上から見ると先端がやや横に広く、横からみると鋭くなっています。
蹴り込んだ時は雪に刺さりやすく、前爪で岩に乗るときには設置面積が増えるので安定します。
2列目の歯は攻撃的にも関わらず歯は短め。3列目以降も歯は短めなので歩行性能・登攀性能がバランスよくとれたアイゼンです。
ステンレスは錆にくいが、摩耗は早いです。
重量 | 905g |
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素材 | ステンレス |
定価(2023年) | 31,130円(税込み) |
オススメシーン | 雪山登山・バリエーション |

セラックよりも登攀性能に重点を置いたアイゼン。
前歯の形状は同じですが、2列目以降の歯が長く、鋭い。より急斜面に対応します。
ロストアローの社長はこれでマッターホルンの北壁を登って製品テストをしたとかなんとか。
重量 | 890g |
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素材 | ステンレス |
定価(2023年) | 31,130円 |
オススメシーン | 雪山登山・バリエーション |
- ブラックダイヤモンドの前歯は平べったい。
- バリエーションをする人にこそオススメしたい
BDのアイゼンは「ステンレスなので錆びにくくオススメ」と説明されているブログが多いですが、僕は違う観点からオススメしたいです。
BDの前歯は、横に平べったいのが特徴。なので、前歯で岩に乗ると安定性が抜群です。
横から見ると尖っているので、雪にも刺さりやすい。
歯が短いので、岩場で他の歯が邪魔してこないですし、バリエーションに行く方にはオススメ。
摩耗は少し早く感じますが、その分一番研ぎやすい気もします(肌感覚ですが)
最後に
アイゼンは自分の命を守るための大切な道具です。
最後に、もう一度前提のお話をしておきます。
1,アイゼンは専門店で購入したほうが良い。
→使い方、歩き方、相性が分かるからですね。トラブルにも対応してくれる。
プロフィールにも書いてありますが、当ブログの情報をもとにした事故などに僕は責任を取ることが出来ません。
その代わり、情報の出所はちゃんと示しています。
2,装着方法は自分でもしっかり勉強しておく。
→説明書を熟読しましょう。お店の人が必ずしも正しいことを言っているとは限りません。
3,命を守るのは道具ではなくて自分自身。
→どこまでリスクを考えて行動できるか、ですね。
子供は道路が危険だって分からずに飛び出しますが、大人になるとそんなことしませんよね。
それと同じだと思います。
地理的になかなか専門店に行けない人も居るので、少しでもそういった方の助けになればいいなと思い、記事をかきました。
ではまた!