沢登りギア徹底解説
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【沢靴の選び方】モンベル・キャラバン・代用品ごとにオススメを紹介!

岩と沢さん
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■沢登りにいきたいけど、いきなり高い靴はお財布に厳しい。
■モンベルとキャラバンの沢靴はどちらがいいの?
■とりあえず代用品でなにかいいのは無いかな?

夏の遊びと言えば沢登りですが、一番大事な装備が沢靴です。この記事では、沢靴の選び方や、モンベルとキャラバンの違いなどをレビューします。

この記事で分かる事

■沢歩き程度なら、安い釣り用の沢靴(フェルトシューズ)でもOK!
■キャラバンとモンベルの沢靴の大きな違い
■足幅の広い人はキャラバンがオススメ。

岩と沢さん
岩と沢さん
この記事を書いた人
Profile
■JSPO山岳コーチ1
■元登山ガイドステージⅡ
■元登山用品店のショップ店員だった僕。
山に登る事と、新しいギアを山で試すことが好きです。
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沢靴とは?

沢靴とは、ソールがフェルトや専用のラバーにしてある靴のことです。沢登に行くなら沢靴(沢登専用の靴)は必須です!値段も高いので運動靴で試しに行く方が多いですが、滑ってコケるので危険です。

フェルト(ラバー)ソールの役割

左がラバーソール、右がフェルトソールです。どちらも「沢で滑りにくい」ことは同じですが、得意不得意なシーンがあります。以下のとおりです。

沢でのシーンフェルトソールラバーソール
濡れた岩滑りにくいとても滑りにくい
ヌメリのある岩とても滑りにくい少し滑りやすい
泥や草の斜面少し滑りやすい滑りにくい
岩に生えたコケ滑りにくい滑りにくい
ソールの耐久性夏に毎週行くと1シーズンで張替えが必要かなりの耐久性がある。
ほとんど張替えの必要がない。

初心者にはフェルトソールがオススメです。ラバーソールは突然滑ることがあるからです。沢の岩質にもよるので、一緒に行く経験者が「ラバーが良い」と言えば初心者でもラバーのほうが良い時もあります。

大きく分けて3種類の靴のタイプがある

普通の靴タイプの特徴

履きやすい
靴自体が足のサポートをしてくれる長時間歩いても疲れにくい。
値段がこの3タイプの中では高い。
靴底の張り替えが出来るタイプが多い

タビタイプの特徴

■安い。
靴全体が柔らかく、親指が独立する事で繊細な登りがしやすい。
■普通の靴タイプに比べて長時間歩くと疲れやすい。
■足幅が広い人にも合いやすい

渓流釣り用フェルトシューズの特徴

■釣りのシーズンが外れると安くなる。
■スパイク付きのものは岩の上で使うと滑るので選ばないように。
■とりあえずお試しで数回ぐらい使う人にはオススメ!
物やメーカーによって作りが大きく違う

※とりあえずお試しで沢に行く人におすすめ

モンベルとキャラバンの沢靴の違い

ラバーソールは両メーカーで大きく違う

大きな違いは「クライミングゾーンの有無」です。左がキャラバンでクライミングゾーンがあります。右がモンベルですが、クライミングゾーンがありません。実際に滝を登る際に大きな違いは感じられません。

普通の靴タイプの作りの違い

キャラバンはシンプルな形です。モンベルはコードロックとレースカバーが採用されています。靴の性能に大きな違いはありません。

僕のサイズ感

モンベルのサワートレッカーは普段履いている靴と同じサイズ感
(足の実寸25.5cmだとしたら、26.5cmの沢靴になります)
■キャラバンは全体的に広めなので、足の実寸+0.5cm
(足の実寸25.5cmだとしたら、26cmの沢靴になります)

タビタイプの違いは履きやすさ

モンベルとキャラバンの「タビタイプ」の大きな違いは、履きやすさです。キャラバンはサイドジッパーが付いているので脱ぎ履きしやすい。モンベルはジッパーがありませんが、フィット感を高められます。

足幅が広い人にはキャラバンがオススメ!


足幅が広く、快適に歩きたい方にはこちら。足幅の広い(3E)タイプです。日本人は足幅の広い人が多いので、キャラバンの靴の方が履きやすいという人も多いです。足のサイズを家でも調べたい方は以下の記事をご覧ください。

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オススメの沢靴

お値段が手ごろなタビタイプと代用品

昔ながらのタビタイプ。 靴タイプと比べて、全体が柔らかい作りなのが特徴です。

■メリット
値段が安い。
・靴が柔らかいので、クライミングシューズに近い感覚で滝を登れる。

■デメリット
・耐久性に劣りやすい。
・長時間歩行すると足に疲れが溜まりやすい

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阪神素地/フィッシングタビ最もコスパが良く、靴下感覚で履きやすい。お試しで沢登り(沢歩き)をする人にオススメ。フェルト代用品としては一番良い。値段が安いのにしっかりとフェルトソール。靴全体が柔らかいので、本格的な沢登りには向かない。
耐久性に劣る。
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キャラバン/渓流タビ本格的な沢登りまで対応し、サイドジッパーなので非常に履きやすい。フェルト靴全体が3mm厚のネオプレーン素材なので保温性も良い。耐久性の必要な所にはラバー補強されている。サイズが1cm単位なので、繊細なクライミングには向かない。 Amazon 楽天 Yahoo
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より本格的に長く沢登を楽しむ方には「靴」タイプ


お値段は高いですが、タビタイプよりも歩きやすいので初心者にもオススメです。

■メリット
・長時間の歩行でも足への負担が少ない。
・靴としての耐久性が高い。

■デメリット
・値段がタビタイプよりは高い。

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渓流/KR_3XF履きやすく、靴全体がしっかりした作り。
足幅が広い人向けのWIDEタイプも有るので嬉しい。
フェルトソールは張替えをすることも出来る。堅牢な作り。ネオプレーンの靴下との併用がオススメ。 Amazon 楽天 Yahoo
渓流/
KR_3XR
クライミングゾーンのあるラバータイプ!
安心のVibramソールで効きもばっちり。
ラバーオールマイティに使える沢靴。耐久性は抜群。堅牢な作り。ラバーソールは滑りのある岩で滑るので、中級者以上向け。 Amazon 楽天 Yahoo
スポルティバ/
TXキャニオン
ややキャニオニング向けの靴。足首周りがやや硬めで繊細な登りに一歩劣るラバー唯一の海外製で優れたデザイン性!お値段が高め。 Amazon 楽天 Yahoo
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まとめ

沢靴選びのまとめ

タビタイプは安いので入門にはオススメ。
■タビタイプは全体的に柔らかい作りなので、岩などにあたると少し痛い。
■長時間歩いた場合、靴タイプの方が疲れにくい。
■足の周りが靴タイプの方が保護されているので、岩とかに当たっても痛くなりにくい。

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ではまた!

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■JSPO山岳コーチ1
■元登山ガイドステージⅡ
■元登山用品店のショップ店員だった僕。
山に登る事と、新しいギアを山で試すことが好きです。
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