沢登りギア徹底解説
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【超詳しい】沢登りの基本装備&あったほうが便利な物を網羅的に解説!

岩と沢さん
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夏の暑い日が続くと沢登りに行きたくなりますよね!
沢登りは普段の登山とまったく違うので「何をもっていけばいいのか?」って分かりにくいです。

■外岩のクライミングと同じ装備で行ったら使い勝手が悪かった
■初めての沢登りで、ほかの人に迷惑をかけたくない!

そう思われる方も多いと思います。

このブログでは、沢に持っていく道具について網羅的に解説をします!
紹介するものを全部を持っていく必要はもちろんありません。
沢登りに初めて行く人も、すでに何度か行っている人も見るだけでも勉強になります。

クライミングとは違った沢での道具の選び方が分かるので、道具選びで失敗が少なくなります。
何が足りなくて何が必要か・・それが事前に分かるだけでも沢登りが楽しくなること間違いなし!

※この記事はギアがメインです。沢登りの服装について解説した記事はこちらです。

岩と沢さん
岩と沢さん
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■JSPO山岳コーチ1
■元登山ガイドステージⅡ
■元登山用品店のショップ店員だった僕。
山に登る事と、新しいギアを山で試すことが好きです。
プロフィールを読む
この記事で分かる事
  1. 沢登りとは?
  2. 【基本】沢登りで必ず準備したい道具はこちら
  3. 【応用編】沢登りにあると便利な道具たち
  4. 【クライミング編】沢登りの高みを目指すなら
  5. その他、沢登りにあると便利なグッズたち
  6. 沢登りで使うザックは何が良いのか2種類比較!
  7. 【ウェアの選び方】沢登りには大きく分けて二種類ある!
  8. まとめ

沢登りとは?

沢登りとは、渓流をさかのぼる登山スタイルのことです。
沢(川)の流れに逆らって、時には滝をクライミングすることもあります。
沢登りのゴールは、山頂であったり、渓流の源流であったり、林道との合流点など様々です。

一般的な登山よりも、正確な地図読み、ロープワーク、総合的な技術が必要なので難易度は高めです。
しかし、だからこその魅力もあります。

沢登りの魅力


沢登りの魅力とは、なんと言っても手つかずの自然を全身で満喫できるところです。
自然に癒されながら、流れに逆らって泳いだり、水に打たれながら登る滝は夏のだいご味です。

沢登りに必須の装備とは?

もしも、経験豊かなリーダーに連れて行ってもらうなら、沢靴とライフジャケットは必ず用意しましょう。
道具に関してそれ以外はリーダーの指示に従うと良いでしょう。

沢登りを楽しむためには、水にぬれても温かい服装と準備が必要です。
今回はギアの説明の記事です。
服装に関してはこちらの記事をご覧ください。

あわせて読みたい
初心者からベテランまで【沢登りの服装】のオススメを徹底解説!
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【基本】沢登りで必ず準備したい道具はこちら

【沢靴】は必須!ワークマンより確実に良い代替品もご紹介

沢靴とは、ソールがフェルトや専用のラバーにしてある沢登り専用の靴のことです。

沢登に行くなら沢靴は必須です!

左はラバーソール、右はフェルトソールと呼ばれています。
それぞれメリット、デメリットがあるので表してみました。

フェルトソールラバーソール
濡れた岩滑りにくいとても滑りにくい
ヌメリのある岩とても滑りにくい少し滑りやすい
泥や草の斜面少し滑りやすい滑りにくい
岩に生えたコケ滑りにくい滑りにくい
ソールの耐久性夏に毎週行くと1シーズンで張替えが必要かなりの耐久性がある。
ほとんど張替えの必要がない。

オールマイティで対応するのがフェルトソール!
・ラバーはヌメリに弱く、初心者が使うと突然滑って転けることがあります。
・初心者にはフェルトソールがオススメ。

■中級者以上には、お財布的にも優しいラバーソールがオススメ!
・岩のヌメリを経験で分かる中級者向け。
・岩に対するグリップ力がフェルトと比べて段違い!

基本的に初心者にはフェルトソールがオススメです。
しかし、沢の岩質にもよるので、一緒に行く経験者が「ラバーが良い」と言えば初心者でもラバーのほうが良い時もあります。

詳しく沢靴選びについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
安くて初心者にオススメな代替品もご紹介しています。

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【ライフジャケット】も初心者なら持って行こう!

ライフジャケットを使わない沢登りというのもあります。
水が極端に少ない沢や、水に極力入らない沢登りなどの時ですね。

僕はそういった沢に初心者を連れて行ったときに、初心者を溺れかけさせた経験があります。
初心者は、「服を着たまま水に入ると、想像以上に泳ぎにくい」という事を知らなかったからですね。

なので、泳ぎに自信がない人や、初めて沢登りに行く人はライフジャケットは必須だと考えています。

リーフツアラーのライフジャケットは品質も良く、サイズも会いやすいのでオススメ。
値段も安い。

飛び込んだ時にライフジャケットがすっぽ抜けないようにする、股下を通す紐はありません。
ハーネスのビレイループなどとバックルをスリングで結んでおくと安心です。
もしくは飛び込まないようにしましょう。

【ファーストエイドキット】も個人で準備して行きたい

沢登りでは以下の対策をしていくと、何かあった時に安心できます。
■熱さ対策(熱中症)
■寒さ対策(低体温症)
■虫刺され対策(アナフィラキシーショック)
ヒル対策

熱中症と低体温省対策

熱中症対策
・ヒヤロンがオススメ。小さい物は冷却効果が低い。
・近くの薬局で150円ぐらいで売っています。

低体温症対策
・ツェルトやカイロを持って行く。
・あらかじめ魔法瓶に温かいお湯を入れて持っていく。
・カッパやプリマロフトなどの化繊インシュレーションウェアを着る。

■虫刺され対策
・ポインズンリムーバーを持って行く。
・なるべく肌を露出しない。

ヒル対策
・ヤマビル専用スプレーを持って行く

水濡れにも気を付けたいので、エイドキットを防水のスタッフサックに入れると良い。
シートゥサミットのファーストエイドドライサックがオススメです!

容量は3Lがオススメです。 僕はエイドキットを2つ入れる事があるので5Lを選んでいます。

熱中症対策にオススメなグッズ

ロッテのヒヤロンはしっかりと冷えるのでオススメ。
これより小さい物はあまり役に立ちません。
シートゥサミットの防水サックの中に一緒に入れておきましょう。
パッキングしても意外と中身が割れません。
※水分はしっかり摂りましょう。

沢登りにも登山にも、普段使いにも、塩分補給にオススメなのはこれ。
何より値段が安い。
所詮塩ですからね、こんな安いやつで十分です。
ただし摂りすぎには注意が必要です。

低体温症対策にオススメなグッズ

SOLのエマージェンシーブランケットが一番オススメです。
エマージェンシーポーチの中に収納しやすい。
オレンジ色なので視認性もいい。

保温性ボトルの中では「実績・信頼・保温性」が最も信頼できるのはコレです。
蓋が空けやすいし締めやすいので、ストレスになりません。

虫刺され対策でオススメグッズ

ポイズンリムーバーはアスピブナンが非常にオススメ!
・先端のアタッチメントが透明なので、毒が吸い出されるのを肉眼で確認できる。
・一度吸引が始まれば、ほぼノータッチで吸引し続ける。
・アタッチメントを変えることで、細いところも吸引できる。
安い物と比べると、使い勝手が全然違うのが分かります。

ヤマビル対策にオススメなグッズ

ヤマビル対策の定番と言えばコレ。
ディート不使用なのでお肌にもやさしい。
ヤマビル予防にもなりますし、すでに付着してしまったヤマビルに直接スプレーでもOKです。

【アプローチシューズ】もできればあったほうが良い。

フェルトソールで沢登りに行くなら、アプローチシューズも持って行った方が良いです。

沢登りを終えて、車に戻るまでの下山で使用します。
フェルトソールで道路や林道を歩くと、ソールの消耗が激しいからですね。
また、林道や草付きのトラバースなどもフェルトソールは不得意です。
(※ラバーソールの場合はアプローチシューズは無くても大丈夫です。)

基本的にアプローチシューズはなんでも大丈夫です。運動靴でもいいです。
しかし、沢登りの最中はずっとザックに入れておくので、 出来るだけ軽く、コンパクトなほうが良いです。

こちらの記事では、マルチピッチでも使えるアプローチシューズの選び方を書いています。もちろん、沢登りでも使用できます。

【応用編】沢登りにあると便利な道具たち

【スマホやデジカメの防水】グッズ

綺麗な沢の写真を撮りたいですよね。
防水のスマホやデジカメも、沢で雑に扱っていると結構壊れます。
防水の物を防水ケースに入れて使うのが一番無難です。

耐久性、防水性、操作性が完璧なモバイルケースです。
ジッパーをしめるだけでIP67の防水力があります(水深1mの位置で30分間水没させても浸水しない)

クルクルするタイプは安いですが、面倒だしかさばりますよね。
これはジッパー閉めるだけで良いので非常に楽です。

もちろん、入れたまま撮影もOK。
僕はちゃんと取りたいときだけケースから出して使ったりしてします。

スマホを入れるだけならこちらが安い。
少しかさばるのと、ジッパーが小さいのが難点です。

スマホやデジカメを楽に入れたいならこちらです。
ジッパーが大きく開き、かさも有るので扱いやすいです。

こちらの記事で詳しく書いておりますので、是時参考にしてください!

【防水袋】大事な荷物を濡らしたくない

結論からいうと、濡れなければゴミ袋でもいいです

それだと不便なので、登山用の防水袋もご紹介いたします。

左から「シールライン/バハバッグ モンベル/ドライバッグ シートゥーサミット/ウルトラシルドライサック」

沢で使うなら、オススメはバハバッグです。

バハバッグをオススメする理由

■生地が厚く、とても丈夫。
・沢登は普通の登山と違って、道具はハードに使用するので丈夫なほうが良い、

■縫い目が無いので劣化しない。
・通常、防水バッグは縫い目を防水のテープ処理をします。
しかし、防水テープは劣化し、年数が経つと剥がれます。(浸水します)
・バハバッグはつなぎ目を溶着しているので劣化も浸水もしません。

バハバッグ唯一の欠点は、他の軽量な防水バッグと比べるとすこし重いことです。
背負ってしまうと気にならなくなりますが・・

【クライミング編】沢登りの高みを目指すなら

【アルパインハーネス】歩きがメインな沢登でこそ使うと快適!

沢登りではハーネスを着用したまま歩き続けないといけないです。
ハーネスは装着感の良さと、保水のしにくさで選びたい

アルパインハーネスは色々装着してきましたが、モノにより装着感が全く違います。
(懸垂下降すると痛くてまともに使えない物もありました。)
僕のオススメをまとめました。

画像ブランド/商品名ポイントギアループの数/アイスクリッパーの数重量オススメシーンAmazonで詳細を見る楽天で詳細を見るYahoo!で詳細を見る
ブルーアイス/コーカス値段も手ごろ、装着感も良く、ビレイループも縫い目が無く使い勝手が良い。ギアループも見た目の割には使いやすい。4個/2個142g(Sサイズ)・沢登り
・スキー
・冬山登山
・簡単なバリエーション
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ブラックダイヤモンド/クーロワールレッグループを青色に(しかも内と外で色を分けています)することにより、ハーネスを装着するときに非常に分かりやすい!
ビレイループは縫い目が無い。
2個/2個135g(S/Mサイズ)・沢登り
・スキー
・冬山登山
・簡単なバリエーション
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ペツル/フライ快適性能を犠牲にせずに、これほど軽量でコンパクトなハーネスは他に無い。
使い方はやや中級者向け。
ウェストとレッグループのパッドを脱着できるので、使用シーンも選べるスグレモノ
2個+4個の予備ループ+アイススクリュースロット/0個90g(Sサイズ)・沢登り
・スキー
・冬山登山
・簡単なバリエーション
・アルパインクライミング
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ブルーアイス/コーカスプロレッグループが分離してい、アルパインハーネスのように履ける。
レッグループが分離しているので、歩くときも体重を掛けた時も快適。
ギアループもややハードで使いやすい。
4個+小さめループ1個/0個128g(Sサイズ)・沢登り
・スキー
・冬山登山
・簡単なバリエーション
・アルパインクライミング
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→右にスクロールできます

ペツルのフライは圧倒的な軽さ&装着を忘れちゃうほどの装着感の良さもあるのでオススメです。
(使い方はややクセがあります)
その他、ハーネスの選び方と使い方について書いた記事はこちら

【クライミングロープ】沢登りに適したものはどれか?

沢登りでは、シングルロープを使うのが一番いいけれど、水に濡れると重いしかさばります。
そこでオススメしたいのが、こちらの2種類

沢登りにオススメなロープ

■シングルとダブルの両方の規格に合格したロープ
→強度がありながらも細くて軽いのが特徴。

■強度が高い(耐墜落テストの回数が多い)ダブルロープ
→大きな滝を登らないのであれば、特に問題はない。

それらの条件をクリアしたのが以下のロープです。

画像ブランド/商品名径/1mあたりの重さUIAA墜落回数に耐えた回数。多い方が耐久性がある
①シングル規格
②ダブル規格
衝撃荷重
落ちた時どのくらいロープが衝撃を吸収するか。数値が低いとよく吸収する。
①シングル規格
②ダブル規格
Amazonで詳細を見る楽天市場で詳細を見るYahoo!で詳細を見る
エーデルリッド/カナリープロドライ8.6mm/51g①80kgで5回
②55kgで24回
①8.4kN
②6.4kN
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エーデルワイス/
スピリット
8.8mm/51g①80kgで5回
②55kgで18回
①8kN
②6kN
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エーデルワイス/
ディスカバー
8mm/42g②55kgで14回②9kN Amazon 楽天 Yahoo
→右にスクロールできます

■カナリープロドライとスピリットは、シングル規格を通っていて、細くて軽いのが特徴です。
こちらの記事でも書いてますが、衝撃荷重は少ない方が支点に対してもダメージが少ない。
なので、どちらかというとスピリットの方がオススメです。

■エーデルワイスのディスカバーはシングル規格を通っていません。
しかし、8mmという細さでダブルロープ規格で耐墜落回数が14回というのはかなり多いです。
(例:P社8mmのダブルロープは7回)
メーカーの説明にもあるように「簡単な沢登」にはとても良い。

ロープのまとめ

■そこまで大きな滝を登らない&墜落をしない前提
→エーデルワイスのディスカバーが軽くてオススメ

■大きな滝を積極的に登りたいエキスパートな沢屋
→衝撃荷重の少なさでエーデルワイスのスピリットがオススメ

【ダイニーマスリング】が沢でもクライミングでもオススメ!

スリングとは、輪っか状(ソウンスリング)のクライミングギアの事ですね!
素材は主にナイロンとダイニーマがあります。

沢や冬山で使うならダイニーマがオススメ!
ナイロンは水を含みやすく、重たいです。また、水に濡れると強度の低下も大きいからですね。

ブラックダイヤモンドのダイネックスランナーが最もオススメ。
お助け紐など、沢では使い道が沢山あります。
長い方が使い勝手が良いですね。

ダイニーマが基本的にはオススメなのですが、ダイニーマにもデメリットがあります。
結び目を作った時に強度低下が大きいので、支点構築にはやや不向き。

その他、詳しいスリングの使い方やオススメのスリングについては、 こちらの記事をご覧ください。

【ビレイデバイス】はロープの太さに合った物を使いたい。

沢登りでは、グローブをしての操作になるのでビレイデバイスはシンプルで扱いやすい物が良いです。

①8mm程度の細いロープを使う人はATCアルパインガイドがオススメ!
ロープスロット内でのロープのキンクを防止できる

②中級者にはエーデルリッドのメガジュルもオススメ!
→リードクライマーの半オートブレーキ機能がうれしい

③値段の安さで選ぶならBDのATCガイド!
→やや重いが耐久性がよく値段が安い。

④総合的にオススメなのはペツルのルベルソ!
→本体の軽さ&ロープ幅の対応が広いのでまちがいない

沢で使うロープの径が細いなら、ロースプロットが一番小さいBDのATCアルパインガイドがオススメです。
セカンドクライマーをビレーするときに、ロープスロット内でのキンクが起きにくいからですね。

セカンドクライマー側のロープがビレー側に食い込んだ状態。

ロープが濡れると、ビレイデバイスの制動力は強くなります。
細いロープだとロースプロット内でのキンクが起きやすくなります。

セカンドクライマーやリードクライマーが滝を登っている最中に落ちた時に、 滝に打たれ続ける状態を早く解放してあげたいなら、オートブレーキ機能を使わない方が良いときもあります。
(上の図はリードクライマーが落ちた例ですが、セカンドクライマーが落ちた時も同様ですね)

オートブレーキ=安全 というわけでは無いので、状況に合わせて使い分けましょう
その他、ビレイデバイスについて詳しく書いた記事はこちら

【ハンマー】沢登りの定番!

沢登りの定番ともいえるハンマー!
沢のハンマーといえば、ミゾーのチコやロカなどが有名ですね!

▲左から「ゴルジュハンマー」「タムタム」「チコ」

ハンマーの選び方については長くなりますので、別記事にまとめています。

あわせて読みたい
【3種類比べてみた】沢登りのハンマー|携行に便利なホルダーなど
【3種類比べてみた】沢登りのハンマー|携行に便利なホルダーなど

※クリックで別タブで開きます

別記事で分かる事

ハンマーの比較表

■重量による違い
重量が重いほどハーケンの打ち込みに少し有利。
重量が重いと女性は扱いにくい。

■長さによる違い
長いと力が入れやすくハーケンが決まりやすい。
長いと取り回しがすこし難しい。

■ピックの形状による違い
長く、尖っている物ほど泥の壁や雪渓に決まりやすい。

穴の有無による違い
ハンマー部に穴が有ると携行しやすい。

■ハンマーのオススメな携行方法3選

【ハーケン】は長さと形状で選ぶべし

ハーケンは様々な形状があります。
それぞれ特性があるので、簡単にご説明します。

それぞれ微妙に違うハーケンたち

①~③ナイフブレード(薄手)
薄いほど、僅かな隙間にもガンガン入っていくが、ハーケンが曲がりやすい。
曲がってしまったハーケンは、ハンマーで叩くと一応矯正できる。

①~③バンブー(厚手)
リス(わずかな隙間のクラック)の太さとマッチすれば非常に強い固定力が生まれる。

■④穴が1つのハーケン
値段は安いがやや使いにくい。

⑤軟鉄ハーケン
今は販売されていない?回収できないので使用しないように。

⑥アングル
一番固定力は高い。アングルが使えるところは極小カムもきまりやすい。

⑦ラープ
前進用のお守りアイテム

オススメは、カラビナを通す穴が二つあるナイフブレードとバンブーです。
穴が一つだと、カラビナの打ち込む向きやリスとの関係で、カラビナを通すことが出来ないことが多々あります。

【ギヤツール】は沢でこそ持って行きたい。

ギアツールの本来の用途は、アイスクライミングでのアイススクリューのラッキング。
沢ではハーケンやハンマーホルダーとして使ってもめちゃくちゃ便利です!

何かと便利なギアツール

ペツルのキャリツールエボ。
ギアツールも色々種類が出てますが、キャリツールエボは大体のハーネスで使える。
また、キャリツールエボぐらい大きめな方が圧倒的に使いやすいです。

ハンマーホルダーにもなるので、僕は左右に1個づつハーネスに装着しています。
冬山でも、アックスホルダーとして使うと超便利です

【KONGOマグネット】ハーケンやハンマーを多用するなら

▲もう一つオススメしたいのがこちら。KONGのマグネットホルダー

こちらはマニアックなクライミングギア。 超強力なマグネットで何かとめちゃくちゃ便利です!

マグネットなので、鉄であればなんでもくっつけることが出来ます。

ハンマーホルダー、ハーケンホルダー、冬はアックスホルダーになります!

ザックのショルダーにつけておいて、ハーケンを打つときにハンマーを一時的にくっつけたりするときに便利です。
ハーケンのサイズ選びを間違えた時にも良いですね!

【お助けロープ】があると安全&時間短縮に良い

全員が必須という訳ではないけど、あると何かと便利なのがお助けロープ。
少なくともリーダーは持っていたほうが良いですね。
カヤック製品として様々な物がありますが、代表的な2つを比べてみました

製品名浮力
(ロープが水に浮くかどうか)
ロープの太さ強度懸垂下降に使えるのか素材
ファイントラック/ゴージュロープ浮く6.5mm約1,100kg使えない中芯:ダイニーマ
表皮:ポリプロピレン
モンベル/スローロープ浮く8.5mm記載なし使えないポリプロピレン

普通のロープとの大きな違いは、ロープが水に浮くか浮かないかです。
水に浮いた方がいざという時に素早く掴めるし、水中で足に絡んだりもしにくいです。

15mぐらいのロープがあると、クライミングロープを使うまでもない所で使えるので時間短縮になりやすいです。

お助け紐のまとめ

どちらのロープも、お助けロープとしての強度のみ
・ビレイや懸垂下降などは出来ない。

・ファイントラックのゴージュバッグの方が強度が高く、コンパクト!

・モンベルのスローロープは、強度が明記されていないのが少し気になります。


オススメはゴージュバッグ15です。

【ナッツ】沢では使える機会も多い。

沢でも意外と使用するシーンは多い。

沢では、使える場面が意外と多いのがナッツ。

キャメロットもそうですが、沢でのナチュプロのセッティングは、普通の岩場と比べてかなり難しいですので経験が必要です。

その他、沢登りにあると便利なグッズたち

【浄水器】は軽量化の為にも持っておくといい。

浄水器があることで、沢登り中は水を多く持っていく必要が無くなります。
荷物が軽くなる&万が一の時も安心ですね!

代表的な?2つの浄水器を比較してみました!

 カタダインBeFreeソーヤーミニ
浄水能力0.1ミクロン0.1ミクロン
浄水量1000L38万L
重量60g79g
メンテナンスの簡単さとっても簡単簡単
浄水スピードとても速いとても遅い
値段(税込み)6,600円3,960円

大きな違いは、浄水量と浄水スピード、メンテナンスの簡単さですね!

浄水量
→1000Lでも必要十分!年10回の沢登りで1日1L使っても100年使えます。

■浄水スピード

→水をどれくらいガバガバ飲めるかってことですね。
カタダインが圧倒的にオススメ!
・カタダイン → 力を入れるとジョロジョロ出てくる
・ソーヤーミニ → 力を目いっぱい入れてチョロチョロ・・・出てくる

メンテナンスの簡単さ
・カタダイン → シェイクするだけ
・ソーヤーミニ → 専用の機材が必要

ソーヤーミニは新製品も出ていますが、僕はカタダインの方がオススメです!
具体的にまとめた記事はこちらをご覧ください!圧倒的に使いやすいです。

【防水マップケース】

←シートゥーサミットのマップケース →ロックサック

防水マップケースは色々と試してきましたが、ロックサックで落ち着きました。

ロックサックは非常に丈夫!水も全然入ってきません。

3シーズン目(夏はほぼ毎週使用)にして、ようやく浸水しました。
常に折り曲げて携行していましたが、全く問題なし。
サイズも様々で値段も安いのでオススメです!

【たわし】ヌメリ落としに有効。

▲定番アイテムではないけど、あると良いです

ヌメリの多い滝で使用します。
「ここに足を乗せたいけど、ヌメリが強い・・・」 なんていうときにごしごしすると、驚くほどにヌメリが無くなる時があります!

登攀中はお守りに。車に帰ったらお掃除に使えます。

沢登りで使うザックは何が良いのか2種類比較!

▲左から、ロールトップの防水ザック、サイドにメッシュのあるザック、穴のあいたザック

沢登りでは大きく分けて、次の3種類を使います。
■防水性の無い普通のザック
■完全防水のザック
■メッシュ生地を使った水はけのよいザック

もちろん普通のザックでも沢登りに行くことはできます。
でも、今回ご紹介するどちらかのタイプを使用した方が快適なのは間違いなし!
今回は完全防水のザックと、水はけのよいザックのメリット・デメリットをご紹介!

完全防水タイプザックのメリット・デメリット

構造的には登山で使われる防水のドライサックとほぼ同じですね。
大型のドライサックにショルダーハーネスが付いた物とイメージすると分かりやすい。
防水性は高いが、濡れたロープを中に収納すると結局中が濡れてしまったりする。
泳ぎが続くと浸水することもあるので、結局中の荷物は防水処置した方が良い。

メリット
  • 中の荷物が濡れにくい安心感
デメリット
  • 背負い心地があまりよくない
  • 濡れたロープなどを収納すると、結局中が濡れちゃう。
  • 家に帰ってからの片付けが面倒
  • 荷物が少なすぎるとロールトップが巻きにくい

ロープを誰かに持ってもらうなら、中の荷物が濡れないのでとても便利な防水ザック。
もくしはロープを使わない沢登りの時もいいですね。
なので初心者~中級者にオススメです!

防水ゆえにザックの中身が乾きにくいので、お家に帰ってからの片付けに手間がかかるのが最大のデメリットです。

メッシュタイプのメリット・デメリット2選

水が入ってもすぐに排出されるタイプ。
荷物は防水スタッフサックなどで個別に防水処置させる必要があります。

メリット
  • 少ない荷物から多い荷物に対応しやすい
  • 家に帰ってからの片付けが楽
デメリット
  • 荷物の防水処置をしっかりする必要がある
  • 荷物の外付けがしにくい

デメリットに荷物の外付けがしにくいと書きましたが、外付けをする事は基本的に無いと思うのでそれほどデメリットに感じる人は少ないと思います。

ザックの生地にTPUという非常に丈夫な物を使っているのもポイントです。
ペツルのヤラガイドはまだ沢でしっかりと使ってないので、酷使してからレビューします!

その他、アルパインザックなどについて詳しくなりたい方はこちらの記事をどうぞ!

【ウェアの選び方】沢登りには大きく分けて二種類ある!

泳ぎが主体の沢登り
■「泳げども泳げども、なお身体は温かくならざり」と石川啄木さんが言っているように、泳ぎが連続して身体が冷える沢。
■身体の体温が下がるばっかりで、温まりにくい。
滝登りや沢歩きが主体の沢登り
■滝を登ったり、沢を歩く事がメインの沢。泳ぎを回避する事もできる。
■ 泳いだとしても、歩く事により体温が温かくなりやすい。

沢登りと言っても、積極的に泳ぐか泳がないかで服装が異なってきます。
どちらのタイプの沢に行くのかで、服装を選びましょう!

暑くなりがちな滝登りが主体の沢登り


沢登りというよりも、沢歩きに近い。初心者向け。
身体が暑くなりがちで、時々出てくる淵や滝が嬉しい。
こういった沢は、服装にはあまりこだわらなくてもなんとかなる。

寒くなりがちな泳ぎが主体の沢登り


とにかく泳いで泳ぎまくる沢登り。とにかく身体が冷えがち。
ライフジャケットは必須装備。
泳力が求められるシーンも多く、初心者のうちはベテランにロープで釣りあげられる場面も多い。

沢登りの服装の選び方についてはこちら

タイプに分けた、沢登りの服装の選び方はこちらの記事で詳しくかいています!
快適で楽しい沢ライフを♪

あわせて読みたい
初心者からベテランまで【沢登りの服装】のオススメを徹底解説!
初心者からベテランまで【沢登りの服装】のオススメを徹底解説!

※クリックで別タブで開きます。

まとめ

今回は沢登りの道具について、中級者から上級者まで満足できるように詳しくまとめてみました!

今回は言及していませんが、カラビナの選び方も大事です。
沢では細かい砂が安全環に入り込んだりするので、オートロックタイプは選ばない方が良いです。
お店では「自動で閉まるので安心」などと言われるかもしれませんが、オートロックでもスクリュータイプでも閉まっているかどうかの確認はしないといけません。

カラビナについても詳しく学びたい方はこちらの記事をどうぞ!

ではまた!

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