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初心者からベテランまで【沢登りの服装】のオススメを徹底解説!

岩と沢さん
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  • 楽しいはずの沢登りのハズが、身体が冷え切ってしまって寒い。
  • 初めての沢登りでどんな服装を選べばいいか分からない。
  • いきなり高価な靴や服を集められない・・

沢登りは服装を間違えると、真夏と言えども低体温になるリスクを含んでいます。どうせなら寒さをできるだけ感じる事なく沢登りを楽しみたいですよね。この記事では、初めて沢登りに行く人や、何回かすでに沢登りに行っている人に向けて、沢登りの服装のおすすめを解説します。

この記事を読むと、自分に合った沢登りの服装が分かります。沢登り初心者の方は「化学繊維の重ね着+レインウェア+ライフジャケット」がおすすめです。本格的に沢の服を選びたいなら「ファイントラックのフラッドラッシュ+ネオプレーン」を選びましょう

岩と沢さん
岩と沢さん
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■元登山ガイドステージⅡ
■元登山用品店のショップ店員
■JSPO登山ステージ2
■JSPOクライミングコーチ1
8年間務めた仕事を退職し、海外登山を果すほどの登山愛好家。
現在は二児の父をしながら、家庭と登山の両立を目指しています。
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行く沢と地域によっても服装選びは変わります。初心者はいきなり難しい所に行かないと思うので、この記事は多くの人の参考になると思います。服装が適切なら、沢登りはもっと楽しくなります。沢登りの道具に関しては以下の記事で解説しています。
>>【超詳しい】沢登りの基本装備&あったほうが便利な物を網羅的に解説!

沢登りには大きく分けて二種類ある

沢登りと言っても、積極的に泳ぐか泳がないかで服装が異なります。また、雪解け水が流れ込むような沢などは、どちらにせよ寒い場合があります。自分の行く沢がどんな沢なのかをまずは調べましょう。

暑くなりがちな滝登りが主体の沢登り


沢登りというよりも、沢歩きに近い形態です。初心者向けの沢が多いです。身体が暑くなりがちで、時々出てくる淵や滝が嬉しい。こういった沢は、体温調整がしやすく、服装にはあまりこだわらなくてもなんとかなります。

寒くなりがちな泳ぎが主体の沢登り


とにかく泳いで泳ぎまくる沢登りです。身体が冷えがちで、服装が重要になります。ライフジャケットは必須装備です。泳力が求められるシーンも多く、初心者のうちはベテランにロープで釣りあげられる場面も多い。沢登りでおすすめなライフジャケットは以下の記事で解説しています。
>>【沢登り初心者必見】ライフジャケット徹底比較|タイプ別特徴

基本となる沢登りの服装の考え方


沢登りの服装はこうじゃないとダメ!といった決まりはありません。自由に楽しめるのが登山の良い所だとさえ思っています。しかし、沢登りでは服装が快適さを左右する重要な要素である点は間違いありません。具体的に解説していきます。

初心者でも必ず揃えないといけない道具

【沢靴】は沢登りの必須装備

沢登りに行くなら、沢靴は必須です。沢靴とは、ソールが沢登り専用になっている靴のことです。沢靴のソールにはラバーソールとフェルトソールの2種類があります。それぞれのメリットとデメリットは以下のとおりです。

フェルトソールラバーソール
濡れた岩滑りにくいとても滑りにくい
ヌメリのある岩とても滑りにくい滑りやすい
泥や草の斜面少し滑りやすい滑りにくい
岩に生えたコケ滑りにくい滑りにくい
ソールの耐久性夏に毎週行くと1シーズンで張替えが必要ほとんど張替えの必要がない

フェルトソールはオールマイティに対応できます。ラバーソールはヌメリに弱く、初心者が使うと突然滑ってこけることがあります。初心者にはフェルトソールがおすすめです。岩のヌメリを経験でわかる中級者には、登攀力のあるラバーソールがおすすめです。

花崗岩のような大きくて硬い岩盤の沢だと、初心者にもラバーソールがおすすめです。グリップ力がケタ違いなので、快適さがまったく異なります。沢の岩質は初心者にはわからないと思うので、一緒に行く経験者の方の意見を参考にされると良いです。

以下の記事では、沢靴の選び方を詳しく解説しています。安くて初心者におすすめな代替品もご紹介しています。
>>【沢靴の選び方】モンベル・キャラバン・代用品ごとにオススメを紹介!

【レインウェア】いざという時のお助けアイテム

▲エバーブレスレグン着用。フードをしても動きやすく、滝での登攀性を高める。

レインウェアは沢では必須装備です。沢で体が冷えた時や、冷えそうな時に着ておくと体がかなり温まります真夏の暑い日でも、レインウェアは必ず携行しましょう。ストレッチのある「ファイントラックのエバーブレスレグン」と「ワークマンのレインウェア」がおすすめです。

登山やバリエーションでも使いたい方には、ファイントラックのエバーブレスレグンがおすすめです。軽くてコンパクトになり、生地も丈夫です。フードはヘルメットに対応してます。ベンチレーターもあり、使いやすいです。

【ライフジャケット】も初心者なら持って行こう!

水量の多い沢登りにはライフジャケットは必須です。水が極端に少なく、泳ぎがほとんどない沢に初心者を連れて行ったときに、初心者を溺れかけさせた経験があります。初心者は服を着たまま水に入ると、想像以上に泳ぎにくいことを知らなかったからです。

泳ぎに自信がない人や、初めて沢登りに行く人にはライフジャケットは必須だと考えています。ライフジャケットは着ているだけでも温かい点もポイントです。

リーフツアラーのライフジャケットは品質も良く、サイズも会いやすいのでオススメです。値段も安いです。ただし、飛び込んだ時にライフジャケットがすっぽ抜けないようにする、股下を通す紐はありません。ハーネスのビレイループとライフジャケットのバックルをスリングで結んでおくと安心です。

沢登りで使いやすいライフジャケットの選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。
>>【沢登り初心者必見】ライフジャケット徹底比較|タイプ別特徴

【ハーネス】長時間歩いても快適なものを選ぼう

ハーネスはいざという時にロープを結んで、身体の安全を確保します。種類が多く、どれも見た目が似ているので、デザインで選んでもいいのではと悩む方も多いです。ハーネス選びに失敗すると、歩くだけで股回りが痛くなる可能性があります。沢登りは、生地が保水しないアルパインハーネスがおすすめです。こちらの記事で詳しく解説しています。
>>【おすすめ14選】クライミング用ハーネスの使い方と選び方を徹底解説!

保温力を左右するミドルレイヤーの選び方

ミドルレイヤーは沢登りでの保温力を左右します。綿(コットンなど)は絶対に着てはいけませんです。 必ず化学繊維を着ましょう。オススメは、フラッドラッシュ+ネオプレーンの組み合わせです。僕もいろいろ試してきましたので、個人的な体感を以下の表でまとめました。

化学繊維
(ラッシュガード・登山ウェア・ジャージなど)
フリースウェア化繊インシュレーションファイントラックのフラッドラッシュウェットスーツ(ネオプレーン)
水中での保温性重ね着をしてなんとか温かい温かいが水を含みやすいほとんど温かくないウェットスーツには劣るが、温かい最も温かい
乾きやすさ登山ウェアは乾きやすい水を含んでいるので乾きにくい化繊は水を含まないので乾きやすい乾きやすいほぼ乾かない
濡れた後の保温性保温性はあまり感じられない保温性はあまり感じられない濡れた直後でも空気の層を作るので温かい温かさが安定して持続する歩いていると暑くなるぐらい温かい
ゴーロや藪、登山道での快適さ重ね着を調整して快適になれる水を含むので荷物になりやすい脱ぐことで快適に。乾きやすいのでオールマイティに活躍するとにかく暑い。全身タイプだと脱ぐこともできない

【化学繊維】は乾きやすく、重ね着である程度保温性がアップする

▲はしゃぐ小学生

登山用ウェアなどの速乾性のある化学繊維を一枚で着ると寒いです。しかし、泳ぎの少ない沢なら、化学繊維の重ね着+レインウェア+ライフジャケットで快適に行けちゃいます沢登り初心者や、小学生と沢登りに行くときは、この組み合わせをしてもらいます。高価な服装を揃えられない中での、最高の組み合わせだと思います。ただし、泳ぎが多かったり気温が低いと寒く感じるので注意が必要です。

化学繊維をお持ちでない場合は、水着にもなるラッシュガードがおすすめです。

【フリースウェア】は保温性があるが、濡れた後が重くてべったり。

フリースウェアはあまりオススメできません。水中では動きにくいし、濡れるとべったりと肌に張り付いてきて重たいからです。保温性でいえば、ジャージよりは少しあるぐらい、という感じです。

化繊インサレーションウェアを持っていないなら、低体温になりそうな時の保温着として持っていっても良いですね。ただし、濡らさないように注意が必要です。

【化繊インサレーションウェア】があると心強い。

化繊インサレーションウェアとは、化学繊維で出来たダウンウェアのような物のことです。ダウンは濡れると保温性が無くなりますが、化繊インサレーションウェアは濡れても保温性があります。プリマロフトという繊維は、濡れても保温力を98%維持とメーカーが公表しています。

ミドルウェアで着ていいし、もしもの時の保温着としてもオススメです。冬山では着たまま行動できます。水中では温かみを感じませんが、水から出ると温かく、時間を置くほどに温かさが増していきます。各メーカーの出している化繊インサレーションの一例は以下のとおりです。

各メーカーの代表的な化繊インサレーション

■モンベル/エクセロフト
■アークテリクス/コアロフト
■ファイントラック/ファインポリゴン

ファイントラックのポリゴンウェアは、メーカーの説明でも沢登りにオススメと書かれています。万が一に備えてザックに忍ばせておきましょう。

【フラッドラッシュ】は日本の沢登りの為に作られたウェア

▲ファイントラック/上下ともフラッドラッシュ

僕が一番オススメするミドルレイヤーは、ファイントラックのフラッドラッシュです。ファイントラックとは日本の会社で、日本の気候に合ったウェアやギアを妥協無く開発しているメーカです。この服を手に入れてから、沢での服装に困ることは無くなりました。

値段が高く、購入まで長期間悩んだ時期もありましたが、実際に着てみると値段以上の価値がありました。水中でも温かいというよりも、水中での体温の低下速度を緩めるといったイメージです。

水中での保温性だけを考えればば、ネオプレーンの方が絶対に良いです。しかし、沢登りは水の中だけでなく、山道も歩きます。フラッドラッシュは、水中での体温低下を防いでくれるだけじゃなく、陸に出た時も体温が暑くなり過ぎないのがポイントです。ウェットスーツだと長い歩きに出くわすと不快感が大きいです。乾きもめちゃくちゃ早く、薪広いしている間や、下山時にほとんど乾きます。

水中での足りない保温性は、ネオプレーンでカバーすれば良いというのが僕の結論になりました。フラッドラッシュの難しいサイズ感ですが、普段来ている日本人規格の服と同じサイズでOKです。モンベルと同じサイズ感です。

僕は、モンベルもファイントラックもLサイズを着用(172cm、体重70kg)しています。フラッドラッシュはトップスはM。ズボンはLをチョイス。僕は首が太く、ジッパーを上まで上げると苦しい感じになるので、Lでもよかったと少し後悔しています。 参考にして頂ければと思います。

【ウェットスーツ】は水中での保温性が高いが、陸ではしんどい。

保温性に優れたツナギタイプ

ネオプレーン(ウェットスーツ)は、水中での保温性が一番高いです。保温性で言えば、セパレートタイプ(上半身と下半身に別れている物)よりもツナギタイプの方が良いです。ツナギタイプはトイレの際が非常に厄介です。まずはセパレートタイプがおすすめです。

ウェットスーツは、ピチピチゆえに陸での動きにくさ&圧倒的な蒸れ感があります。泳ぎ系の沢や、水の冷たい沢にはツナギのウェットスーツがオススメですが、初心者向けではありません。

▲廃番ではありますが…

初心者にもオススメしたいのが、ベストタイプのネオプレーンです。ベストタイプなので、身体の中心を効率よく温めてくれます。帰りの長い林道歩きでは、ザックの中に簡単に入れられて、あまり重くならないのもポイントです。

僕が使っているモンベルのフルジップベストは廃番ですが、 渓流からはフルジップベストが出てます。

寒がりな方にはロングタイプもオススメです。

下着とズボンにもこだわると、更に快適になる。

値段の割に効果を高く感じられるのが下着

沢登りでも普通の登山でも、値段の割に効果を高く感じられ、コスパに優れているのが下着です。沢登りでも普通の登山にもオススメなのが、ファイントラックのドライレイヤーです。普通の下着と違い、汗や外部からの水が肌に張り付きにくくなります。ウェアが水や汗に濡れたとしても、肌は温かく感じます。沢でもこれを着ていくと、少し暖かく感じます

↑ファイントラックのドライレイヤー

夏の高山はCOOL、春秋はBASIC、冬はWARMという風に、3種類発売されてます。僕のオススメは、沢登り(冬山も)で使うならWARMです。BASICよりも明らかに温かいです。

ハーフパンツが水中では圧倒的に動きやすい!

▲ファイントラック/ストームゴージュアルパインハーフパンツ

ズボンは、裾に水が溜まったり、水で肌に張り付いてツッパリ感が出て動きにくいです。ハーフパンツ+タイツの組み合わせは、水がズボンに溜まらないし、とにかく動きやすいです。

ストームゴージュアルパインパンツの特徴は、生地の丈夫さと、使い勝手の良い大腿部のポケットです。生地に厚みがあるので、沢で安心して使えます。速乾性とストレッチも良いです。大腿部のポケットは大きいので、地図(トポ図)を収納するのに便利です。

その他の【こだわると快適になるアイテム】

その他のアイテムにこだわることで、より沢登りが快適に楽しくなります。

必須装備ともいえるグローブ!物により特徴があります。

沢でのグローブは、初心者なら軍手でもOKですが、カラビナなどを触った時に滑りやすいデメリットがあります。僕のオススメは、渓流(キャラバン)のグローブです。グローブのそれぞれの特徴は以下のとおりです。

■ホームセンターのゴムグローブ
・コスパが良い。指先を切れば万能
・洗濯の度にベトベトしてくるのが難点

■渓流のグローブ
・縫い目が少し弱い
・皮製なので、岩にも木にもグリップ力がある

■ファイントラック/パドルグローブ(指先切っちゃいました)
・泳ぎの苦手な人には良いかも
・カラビナを使う際、ヒレの部分が引っ掛かり使いにくい
・泳ぎ専用グローブ

■モンベル/ストリームグローブ
・耐久性が抜群
・脱着もしやすい
・木を掴むとちょっと滑る

渓流のキャラバンのグローブは、手の甲には保温性の良い発砲ラバーを使っており温かいです。あまり掴みたくない場所ではフルグローブで。クライミングの際は指を出せるのが特徴です。手のひらが革なので、木を掴んだ時のフリクションがとても良いです。高巻きの時などに安心感があるので、結局これに落ち着きました。

ズボン派の人は併用したいスパッツ

▲モンベル/ストリームレッグガード

ズボンで沢登りに行くと、裾に水が溜まって、水から出た直後は足が重くなります。水の中でも、裾のあたりが水流を受けて歩きにくさを感じます。そんなときに役に立つのがスパッツです。

モンベルは値段は高いですが、パンチング(細かい穴が開いている)してあるので水抜けが良いです。膝部分は結局ズリ落ちちゃうので、脛部分だけの物でも十分です。

靴下は濡れてもクッション性と保温性のあるネオプレーンがオススメ

ネオプレーン製の靴下は、保温性があるだけでなく、水に濡れてもクッションがあります。普通の靴下は濡れるとクッション性は無くなります。靴下までこだわりたい方はネオプレーン製を選んだほうが良いです。普通の靴下でも問題はないですが、ネオプレーンの靴下は快適です。

洗濯後はスピーディーに中と外を乾かさないと、臭くなるので注意しましょう。渓流とモンベルのネオプレーン製靴下の違いは以下のとおりです。

■渓流/CRソックス
・立体裁断してあるので、足の形にフィットしやすい
・履き心地が良い

■モンベル/サワークライムソックス
・指が先割れしているので、タビタイプの沢靴を使う人におすすめ

まとめ

数々の初心者を連れて行った経験から、予算に合わせて服装を選びやすいように記事を書きました。沢登りはとても楽しいのですが、体が冷えると楽しくないです。そういった悲しい出来事にならないように、せめてレインウェアとライフジャケットはそろえましょう。
>>【沢登り初心者必見】ライフジャケット徹底比較|タイプ別特徴

その他、沢登りに使うギアについて書いた記事はこちらです。

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【超詳しい】沢登りの基本装備&あったほうが便利な物を網羅的に解説!
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沢靴について書いた記事はこちらです。

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【沢靴の選び方】モンベル・キャラバン・代用品ごとにオススメを紹介!
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