亀山・白滝山・陶ヶ岳など【山口県の岩場】

山口市【陶ヶ岳クライミング】トポ図&ルートのご紹介!

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陶ヶ岳は山口県を代表する岩場の内の一つだ。
なんといっても、山口県で初めてクライミングが行われた岩場だし、消防や自衛隊の訓練でも使用されている歴史のある岩場です。
そんな陶ヶ岳の岩場の特徴として、

■グレーディングが辛いがトップロープがセットしやすい。
■簡単なマルチピッチのルートが二つある。

なので、初心者のマルチピッチやクライミングの練習に最適な岩場です。古い支点のルートもあるのでそこは注意して下さいね!

今回、トポ図を作者から許可を頂いたので掲載させて頂きます。
※クライミングは自己責任で行ってください。

トポ図はこちら!

 

陶ヶ岳のグレーディングは辛いです。

また、古いルートが多く、ボルトが老朽化しているルートもあるので注意して下さいね。

オススメは
・国体ルート(Ⅳ級程度、3~4ピッチのマルチが楽しめて、山頂に抜けれる)
・ダイレクトルート(5.6で、3ピッチで山頂にダイレクトに抜けられる。最終ピッチはランナウトで、2P目前で落ちるとグラウンドフォールするので注意)
・スカイライン(初見は怖い。山頂のボルトを使ってトップロープで遊べます)
・地蔵左(オールナチュプロのルート。グレード以上に難しく感じるかも)

トポ図に乗ってない面白いルートもあるので、またご紹介させて頂きますね。

クリックで大きくなります。

源氏巻きエリアを追加しました。
源氏巻きエリアは、右側が5.8ぐらいです。
また、追記していきますね。

 

岩場へのアクセス方法

 

先ずは陶ヶ岳の駐車場を目指してください。

駐車場から、登山口はこちらです。とても分かりやすいですね!

あとは20分ほど登山道を歩きます。
一本道なので迷うことは無いと思います!

途中に水場が出てきます。

ここが分岐ですね!
赤矢印が岩場。
青矢印が山頂手前の広場へと続きます。
ここを左へ行きます。

上の写真の分岐ポイントですね。
看板もあるのでわかりやすいですね!

分岐から1~2分歩くと岩場に到着です!
この一番大きなところが、トポ図でいう国体ルートの取りつきですね!

ルートまとめはこちら

5.7

米つぶ 5.7
5.7といえども侮れないルート。2ピン目が遠く、良いホールドも遠いので難しいです。2ピン目手前で落ちるとグラウンドフォールの可能性があるので注意が必要です。上部は被った岩を登りますが、ここはガバだらけで簡単です。

地蔵左5.8の右の方にあるクラックルート
短くて簡単です。オールナチュプロですが、初心者のカムのセットの練習にもなると思います。終了点は無いので、自分で作らないといけないです。

5.8

観音クラック 5.8
米つぶの左隣のクラックルート。ハンドジャムは決まらないのでレイバックメインです。パワーのある人は米つぶよりも楽に登れるかも?上部はこめ粒と同じところを登ります。

地蔵左 5.8
オールナチュプロのクラックルート。下部はポケットでジャムが決まりにくい。ピッタリサイズのカムを選ばないとセットが少し難しいかも?中間が少し難しいので、セットは多めに。

スカイライン 5.8
オススメルート。なんですけど、結構難しいです。最初の乗り込みと、2ピンから3ピン目が核心。ガバのポケットを探しましょう。3ピン目と4ピン目も少し遠目。1ピン目はあらかじめクリップしておく方が安全で良いです。

パッションの左隣の名もなきルート 5.8ぐらい?
最初のアンダーのあたりがパワフルで結構難しいです。4ピン目の乗り込みも足が無くて怖い。ちょっと遠いクラックのガバを頼りに登る。

国体ルートの左隣 5.8ぐらい
最初の出だしが少し難しい。ガバに届くとパワーで登ります。中間は簡単で、上部の小ハングが核心。ガバが続くので、最初のガバまでがポイント。5.8の中では一番簡単だと思います。

5.9

山頭火 5.9
カンテ沿いを登る。写真の場所からはオールナチュプロのクラックが続く。レイバックでパワーで耐えながらカムをセット出来るかどうかがカギ。結構難しくて怖いです。

写真無し
サスペンション 5.9
パワフルで面白いけど支点が古いです。山頂からTPセットできるので、TPで遊んだほうが安心です。

5.10a

ミキハウス 5.10a
短いルート。ムーブが分かれば面白いです。中間と終了点がRCCで古いので注意が必要です。

リトルドラゴン 5.10a
中間のハング超えが核心。足が見えなくなります。最後の終了点の手前も、直上をするか、少し右を登るかでグレードが変わってきます。右に行く方が簡単です!

源氏巻きエリアの右側のルート 5.10aぐらい?
1ピン目をクリップしておき、最初は土嚢の右側から登ると安心。中間はポケットを拾いながら登る。上部はクラック。大き目のカムがあると安心。どうやって終了点にたどり着くかがポイント。ロープの流れに注意

5.10b

パッション 5.10b
上部がかなり難しいです。中間は楽しく登れます。山頂からTPがセット出来ます。

オーバーハングのアブミルート

これほどのハングのアブミルートはなかなか無いのではないかな?と思っています。
支点も全てケミカルアンカーに打ち換えられているので安心してトライできます!
ハングを終えてからの直上も結構難しいです!

国体ルート 4P Ⅳ級+

陶ヶ岳の最もポピュラーで登られているルートが国体ルートです。
50mロープで、4ピッチで陶ヶ岳山頂にダイレクトに登る事が出来ます!
初心者のマルチの練習や、トップロープでのクライミングの練習でよく使われています。
グレードは僕の体感でⅣ級+です。

山頂から取り付きまで歩いて降りる事も出来ますが(5分程度)、懸垂下降で降りる事も出来るので懸垂の練習にも最適です。

国体ルート取り付き

 

1P Ⅲ+級 15m
1ピン目までがランナウトです。念のためピナクルにスリングでプロテクションを取ると安心です!終了点の手前が核心ですが、ケミカル支点があるので安心です。終了点はかなり大きなテラスで、終了点もしっかりしてます。

2P Ⅲ+級 10m
高度感があるので初心者には怖い所です。写真のロープの通りに登ることもできますし、左のカンテ沿いを登ることもできます。

2P目終了点も広いテラスです。

 

3P Ⅳ級 5m
ハンドトラバースをして、大きな岩の下に潜り込むように直上するピッチです。大きな岩の下を右から登ることもできます。写真の位置に行くまでが少しバランシーです。最近は支点が追加され、トラバースもチッピングされたので簡単になりました。

4P Ⅳ+級 15m
いくつかルートのあるピッチです。最後は高度感もあり、初心者には少し怖いです。

赤ルートが最もポピュラーなルートです。凹角にガバがあるので、ガバを繋いで登ります。凹角を登り終えるまで良い支点が無いのでカムがあると安心です。凹角を登り終えたところに支点が有り、右にトラバースをして直上をするところも高度感がある所です。ガバに手が届けば安心ですが、少し遠い。

紫ルートは、ペツルの支点がありますが結構難しいです。レイバック気味に身体を上げて、ガバを取るとOKです。

青ルートは一見簡単そうに見えますが、ホールドが無いので上半身を無理やり乗り込む感じで登ります。

山頂に到着です!お疲れ様でした。

ダイレクトルート 4P Ⅳ級+

更新予定です!更新しましたらインスタで発信します!

以上です!最後までご視聴ありがとうございました。

 

今回使用したクライミング装備についてはこちら!

こちらで、マルチピッチクライミングに使う装備を網羅的に解説しています!

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岩と沢さん
元登山ガイドステージⅡ・元登山用品店のショップ店員だった僕。 主にクライミングギアとアルパイン向けの服の販売をしてました。8年間務めた公務員を退職し、長年の夢だった海外登山を果すほどの登山愛好家。 お問合せなどお待ちしております!