山口市【鳴滝の岩場のトポ図はこちら】
鳴滝の岩場は道路から5分でアプローチが出来る好立地な岩場だ!
また、山口には珍しいクラックのルートも点在しており、もっと登られて良い岩場だと思う。
ただし、終了点や支点は古く老朽化した物も多いので、注意が必要だ!
(リボルトされたルートもあります)
トポ図はこちら
グレーディングはS氏式!ちなみに結構辛い。
S氏いわく、13番(困難)が亀山のしおりひも(5.10c)ぐらいとのことだが・・・
ボルトが老朽化しているルートも多いので注意して登って下さいね。
※クライミングは自己責任で行ってくださいね。
岩場へのアクセス方法
場所は山口市・鳴滝地ビールのすぐ後ろだ!
上の写真の場所から100m程道路を下る。
草木が途切れた処から岩場方面へ行くと、すぐにガレ場が出てくる。
このガレ場を登ると、小さなケルンがあり、そこから草木の中に入って少し登るとトラロープが見えてくる。
場所はこちらですね。山口モンベルショップのすぐ近くです。
国土地理院地図はこちら
ここを入っていく。
ガレ場を登っていきます。
ケルンのところをそれっぽく進みます。
藪っぽい道に入って1分も経たないうちに・・・
広場に到着!
道路からここまで5分程度です!
この広場の正面にあるのが「立つんだジョー」です
「立つんだジョー」は終了点が古いので、気を付けて登ってほしいとS氏談。
広場が赤丸で、ここまでのアプローチが赤い線ですね!
終了点は古い物が多いです。
ただし、2016年ごろに新しいボルトに打ち換えられたルートもあります。
冬の花火や白線流し、瑠璃色クラックなど、山口には珍しいクラックルートもあるので、
整備が進めば面白い岩場になると思います。
ルート図
基本的に、グランドアップの岩場なので支点が遠いです。
難しくて苔むしたルートも多い。
終了点や支点が古いルートもあるので、登る前に良く確認してください。
下部はパワフル。丈夫の終了点手前はかなり難しいです。
終了点も古い。
僕の鳴滝一番のオススメ。超スラブからのレイバックルート。
スラブの上部が難しいけど、スラブ好きにはたまらないかも。
終了点がかなり分かりにくいけど、一応TPも張れます。
短いクラックルート。
短いのに意外と難しい。
下部は簡単。上部の抜け口が勇気がいるやつです。
登ったことないけど、短くてジャミングききやすそうなクラックです。
落ち葉や詰まってます。簡単にTPが張れる。
中間のボルトの所が難しい。A0で簡単に登れる。
その上は支点が無く、長い簡単なスラブを登る。
上部はノープロテクション。
支点が無くて、落ちたらやばい。
㉓木漏れ日スラブ やや困難
簡単なスラブですが、支点が無いです。
⑦ウツギ花の咲くころ やや困難
最初の出だしが難しい。
あとはやや難しいながらも割かし気持ち良く登れるルートで、高さもある。
回り道が分かりにくいし、落ちやすくてやばいけど、一応トップロープが張れる。
鳴滝の看板ルート?
下部はパワフル、上部は中途半端な狭さのパワフルなクラックルートです。
登ったこと無いです。
かなり難しいクラックとの事。
苔むしてて登った事ないですが、かなり良いクラックなんじゃないかなと思います。
TPも張れます。
鳴滝の歴史
鳴滝の岩場は、山行水行のS氏によって開拓された。
ほぼすべてのルートはグランドアップ&チョークレスで開拓されたので、S氏の情熱がいかに注がれたかは計り知れない。また、車を持たないS氏は片道電車で1時間、更に駅から岩場まで2時間徒歩移動で通ったというから更に驚きだ。
亀山(最南峰)を初めて開拓したのもS氏のグループだったとの事だが、グランドアップでの開拓は時間がかかり、トップロープによる開拓の波に押されて亀山(最南峰)から退いて、当時誰も来なかった鳴滝の開拓に時間を費やした。(しおりひもはS氏によるグランドアップで開拓された。)
また、長門峡にもかつて10本ほどマルチのルートが作られていたが、その初登の殆どにS氏が関わっている。
スポートクライミングではなく、「アルパインクライミング」の山口県のパイオニア的存在であるS氏によって拓かれた鳴滝を、敬意を表してご紹介したい。
※1 懸垂下降をしてドリルで壁に穴をあけてボルトを埋め込むラッペル方式ではなく、地面から登り、両手を離して手でハンマーを振るいボルトを埋め込みながらルートを切り開くこと。上手すれば一つのボルトを30分程で構築できるが、厳しい岩場だとハンマーを一回振るたびにフォールしていたというから驚きだ
※2グランドアップ方式は一つのルートを開拓するのに何週間もかかる事があるが、ラッペル方式は一週間で何個もルートを作ることが出来