【アイスクリッパーVSキャリツール】どちらが使いやすい?キャリツールEVOもレビュー
アイススクリューやハーケン、ハンマー、アイスアックスとさまざまな物をラッキングするのに便利なのがアイスクリッパーやキャリツールなどのツールホルダーです。アイスクライミングや雪山登山、沢登りなどの場面で活躍します。この記事では、ツールホルダーの細かな違いを解説します。
キャリツールEVO、キャリツール、アイスクリッパーを検証


今回ご紹介するツールホルダーです。沢登りではハーケンやハンマーをぶら下げるのにちょうど良いです。雪山ではスクリューやアイスアックスをぶら下げるのに欠かせません。一度使うと間違いなく気に入る道具だと思います。
細かな違いを細かく解説

左から【ペツル/キャリツール】【ブラックダイヤモンド/アイスクリッパー】
キャリツールもアイスクリッパーも、サイズ感は同じぐらいです。ブラックダイヤモンドの方がアゴの部分(赤丸)が太いのが分かります。



キャリツールEVOはハーネスへの装着時に耐久性の高そうな紐を使います。装着する場所に合わせて紐の位置を調整できるので、旧タイプと比べて装着感がかなり向上しています。

どちらもワンシーズン沢登りで使いましたが、ハーネスとの一体感はどちらも大差はありません。装着感は良いです。


ブラックダイヤモンドのアイスクリッパーは、旧タイプよりもアゴが太くなりました。おそらく、スクリューをぶら下げた時の安定性向上の為かと思うのですが、キャリツールとあまり差は感じませんでした。

アイスクリッパーはアゴが太いのでハーケンとの相性が少し悪いです。ハーケンが引っ掛かるので、結局沢登りではキャリツールをメインに使いました。



アイスクリッパースロットのあるハーネスとの装着感はどれも良いです。後述しますが、脱着が一番容易なのはブラックダヤイモンドのアイスクリッパーです。

アイスクリッパースロットのあるハーネスに装着する際は、BDのアイスクリッパーの方が脱着が容易です。アイスクリッパースロットから外れにくくするために返し(写真赤丸)が付いているわけですが、キャリツールは返しが強く、なかなか外れません。


アルパイン向けのザックだと、ウエストベルトにアイスクリッパースロットがあります。キャリツールEVOはどこにでも装着できる点が最大の特徴です。

キャリツールEVOは他のツールホルダーと比べて太いので、写真のようにアイスクリッパースロットの最後まで入りきりません。もともとハーネスのウエストベルトへの装着が前提なので、大した問題ではないと思います。
構造上、オレンジの紐が出てしまいます。こういった「飛び出した紐」は何かしら悪さをする場合があるので、個人的にはあまり好きではありません。キャリツールEVOは沢登りで一回使った程度なので、冬山に向けて何かしら紐が邪魔にならないように工夫しようと思います。
おすすめはキャリツール
僕のように、アイスクライミングにガシガシ行かない方にはキャリツールが最もおすすめです。サイズ感もちょうど良く、ハーネスとの一体感も良くて使いやすいです。重量も25gと軽量です。
スクリューなどを多くラッキングしたい方にはキャリツールEVOがおすすめです。旧タイプよりも使いやすくアップデートされています。グローブを装着したままでも扱いやすい大きいサイズです。重量は40gです。
ハーケンをぶら下げる予定が無く、アゴが太い方が好みならアイスクリッパーがおすすめです。おそらく、スクリューをぶら下げた時の安定感は良いと思います。ハーネスへの脱着が多い方にもおすすめです。


