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【登山やクライミング】スマホポーチの選び方とおすすめ12選|サイズが重要

岩と沢さん
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登山やクライミング中、スマートフォンは地図の確認や写真撮影のために欠かせないアイテムです。ポケットにスマホを入れていると、落下させて破損させたり、取り出しにくかったり、汗で濡らしたりします。そんな時に活躍するのが登山用のスマホポーチです。

この記事は登山者やクライマーに向けて、使い勝手の良いスマホポーチの選び方とおすすめのスマホポーチを紹介します。スマホポーチは、ケースを装着したスマホでも出し入れしやすいように、大きい物がおすすめです。

クライミング中に積極的にスマホで写真を撮ってきた僕だからこそわかる、使いやすいものを選びました。自作できる、スマホの落下防止のストラップも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

岩と沢さん
岩と沢さん
この記事を書いた人
Profile
■JSPO山岳コーチ2(共通未修得)
■JSPOクライミングコーチ1
■元登山ガイドステージⅡ
■元登山用品店のショップ店員
■半年間、副業WEBライターしてました

山に登る事と、新しいギアを山で試すことが好きです。
趣味が登山だけという生活を16年ぐらいしてます。
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僕のおすすめはネルエピックのスマートフォンケースです。ケース付きの6.2インチのスマートフォンを入れても少しゆとりのあるサイズ感です。マジックテープのついたフラップを使うと、ジッパーを締めなくてもスマホの出し入れができます。すぐに写真を撮りたいときに重宝します。

スマホポーチとは

スマホポーチとは、ザックのショルダーに後付けで取り付ける小物入れのことです。スマホを入れたり、行動食やサングラスなどを入れたりできます。さまざまな種類やサイズが販売されています

スマホポーチにスマホを入れたほうが良い理由

スマホポーチにスマホを入れたほうが良い理由について解説します。

汗や雨でスマホが濡れにくい

ズボンのポケットにスマホを入れておくと、汗でスマホが濡れることがあります。スマホポーチは汗からスマホを守ってくれます。撥水性や防水性のあるスマホポーチだと雨からも守ってくれます。

ウエストベルトやハーネス装着時でもスマホの出し入れが簡単

登山中は地図アプリやカメラの使用頻度が高いです。ウエストベルトのあるバックパックだと、ズボンのポケットに干渉してスマホが取りにくいです。クライミング用のハーネスもポケットに干渉します。スマホポーチなら片手で素早くスマホを取り出せるので便利です。

スマホの落下、破損を防ぐ

岩場ではスマホをぶつけて画面が割れることもあります。ポケットやザックの隙間から滑り落ちると、高所では回収不可能な場合もあります。スマホポーチと落下防止のストラップを併用すると、スマホの落下を防げます

スマホポーチの選び方

スマホポーチは大きめがおすすめです。スマホポーチの選び方を紹介します。

スマホがゆったりと入るサイズだと取り出しやすい

最近のスマホは大きいです。ケースを付けるとさらに大きくなります。小さめでも6インチ、大きめだと6.7インチです。具体的なサイズ感は以下の通りです。

iPhone 13iPhone 14 PlusPixel 8Pixel 8 Pro
インチ数6.1インチ6.7インチ6.2インチ6.7インチ
縦のサイズ約15cm約16cm約15cm約16cm
横のサイズ約7cm約8cm約7cm約8cm
厚み約8mm約8mm約9mm約9mm
縦17cm×横8cmのスマホを縦17cm×横9.5のスマホケースに収納

僕はPixel8にケースを付けて使っています。このサイズ感だと、スマホケースは最低でも17cm×9.5のサイズがないとスムーズに出し入れできません。また、ジッパーが大きく開くタイプだと、サイズ感はきっちりでも出し入れしやすいです。

ショルダーへの装着パターンは縦と横にあると便利

バックパックのショルダーへの装着方法を確認しましょう。横方向だけでなく縦方向にも装着できるものだと、ウエストベルトやハーネスにも装着できます。ゴムで止めるものとマジックテープで止めるものがありますが、どちらもしっかりと装着できます。

横にも装着できると、ハーネスやウエストベルトに装着可能。

スマホポーチ自体の脱落防止もできるものが良い

多くのスマホポーチには標準で付いている機能です。スマホポーチの落下防止と、ズリ落ちるのを防いでくれます。

キークリップは便利だけどなくても良い

キークリップには、スマホの落下防止用のストラップやコンパス、鍵などを装着できます。あれば便利ですが、無ければザックのショルダーなどに付けて代用可能です。鍵はザックにしまっておきましょう。

防水性や撥水性の有無

ジッパーを閉めるだけで完全防水にできるスマホポーチもあります。ただし、防水ジッパーは開け閉めが少し固く、使いづらいです。パーゴワークスのSNAPの開発秘話にあるように「本体に防水性を持たせるのではなく、雨が降ってきたら即座に外してしまえばいい」も一つの手だと思います。僕は沢登りの際に、完全防水のスマホポーチを使用しています。

スマホの落下防止ストラップは自衛隊用品を利用する

自衛隊は装備を落としてはいけないので、装備一つ一つに落下防止用のコードを装着します。それにならい、自衛隊の落下防止用のバネ式コードを使っていました。しかし、数年使っているとある時突然破断します

今は「2mmのダイニーマ入りコードとナスカン」を使用して、落下防止ストラップを自作しています。2mmのダイニーマ入りコードの耐荷重は200kgです。ナスカン(金属製のフック)は壊れたことがありません。コードは伸び縮みしなくても邪魔にならず、壊れにくいのでおすすめです。

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コスパが良く、200kgの耐荷重があるムラコのダイニーマ入りコードを使用しています。リフレクター入りで何かと便利です。

ナスカンとバネ式のコードはこちらを使用しています。壊れる前に定期的に買い替えるなら、バネ式も使いやすくておすすめです。

おすすめスマホポーチ12選

ネルエピック/スマートフォンケースグラナイトギア/アドオンポケットミレー/ヴァリエポーチパーゴワークス/SNAPグラナイトギア/グラスケースグラナイトギア/アドオンポケットプラス
ミレー/ミニパッカブルマルチケース
ミレー/クンブマウンテンクルーズポーチグラナイトギア/クイックスタッシュミレー/ヴォヤージュパッデッドポーチオスプレー/パックポケットウォータープルーフオスプレー/パックポケットジッパード
サイズ17×9.5×3㎝18×8.5×3cm19×10×5cm19.5×8×4.5cm20×10.5×2cm19.5×10.2×3cm18×12×2cm22×13×5cm18.7×11×2cm17×10×5cm19×11×4cm22×12×5cm
装着パターン縦×横縦×横縦のみ縦のみ縦のみ縦×横縦のみ縦×横縦×横縦のみ縦×横縦のみ
スマホポーチの脱落防止の有無有り有り有り有り有り有り有り有り有り有り有り有り
キークリップの有無無し有り有り有り無し有り無し無し有り有り無し有り
撥水性、防水性防水生地のモデルもある無し無し有り無し無し無し撥水性有り無し無し完全防水無し
ポイントマジックテープのフラップで、出し入れがスムーズ使いやすいジッパーとサイズ感大きいスマホも安心多用とな使い方ができるサングラスも入れやすいアドオンポケットを一回り大きくしたモデルコンパクトになる。タオルも吊るせますスマホのGPSを見ながら歩ける多機能ながら、サイズ感はやや小さめコンパクト。大きめのスマホは入らないジッパーを締めるだけで完全防水スマホを入れやすく、ウエストベルトにも装着しやすい
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登山やクライミングで使える、おすすめのスマホポーチを厳選しました。少し大きめのスマホポーチをおすすめします。

ネルエピック/スマートフォンケース

ケース付きのスマホでもすっぽり入るサイズ感です。マジックテープのフラップがとにかく便利で、スマホの出し入れがしやすいです。ポーチの全面にメッシュのクッション材が入っており、破損から守ってくれます。 背面の調節ベルトを使えば様々な場所へ装着が可能です。 防水性の優れたターポリンを使用したモデルもあります。

サイズ17×9.5×3㎝
装着パターン縦×横
スマホポーチの脱落防止の有無有り
キークリップの有無無し
撥水性、防水性防水生地を使用したモデルもあります
重量90g
材質ポリエステル または ターポリン

グラナイトギア/アドオンポケット

大きめのスマホでも入る安心感のあるサイズです。ジッパーの開口が大きく、開けやすくて締めやすく使いやすいです。装着はベルクロ式なので、ほとんどのバックパックのショルダーストラップに装着できます。横向きにしてパックのヒップベルトやパンツのベルトにも装着できます。大きく開くジッパーで、縦使用でも横使用でも使いやすいです。

サイズ18×8.5×3cm
装着パターン縦×横
スマホポーチの脱落防止の有無有り
キークリップの有無有り
撥水性、防水性無し
重量50g
材質100D ロビックナイロン

ミレー/ヴァリエポーチ

モバイル端末やコンパクトデジタルカメラなどの小物をバックパックに外付け可能なフルパッド仕様のポーチ。とにかく大きく、大きめのモバイル端末も収納可能です。ショルダーハーネスに装着可能なループ付き。クッション材入りです。

サイズ19×10×5cm
装着パターン縦のみ(ベルトループ有り)
スマホポーチの脱落防止の有無有り
キークリップの有無有り
撥水性、防水性無し
重量120g
材質ナイロン 330D WASHER TWILL PUX2

パーゴワークス/SNAP

腕の動きを妨げない、左右非対称なスマホポーチです。バックパックへの脱着が簡単です。500mlのペットボトルも収納可能です。ジッパーの開口部も大きく、不意いに開けすぎない工夫もされています。

サイズ19.5×8×4.5cm
装着パターン縦のみ
スマホポーチの脱落防止の有無有り
キークリップの有無有り
撥水性、防水性Blackは防水生地を使用
その他のカラーは撥水生地を使用
重量80g
材質Black:ナイロンPCコーティング
Dark Beige/Urban Gray/Mos Green:ナイロンテフロンコーティング
Gray/ Blue :エクストリーマグリッドナイロン
YOSHIKI P2インターネットショップ
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グラナイトギア/グラスケース

少し大きめなケースなので湾曲したスポーツグラスにも対応します。眼鏡だけでなくペン
ケースや小物入れとしても使用出来ます。バックパックのストラップにも装着可能です。

サイズ20×10.5×2cm
装着パターン縦のみ
スマホポーチの脱落防止の有無無し
キークリップの有無無し
撥水性、防水性無し
重量55g
材質210D&100Dロビック® ハイテナシ
ティーナイロン

グラナイトギア/アドオンポケットプラス

アドオンポケットを一回り大きくしたモデルです。外側のポケットにはすぐに取り出したいものを入れるのに最適です。ショルダーストラップだけでなく横向きにしてパックのヒップベルトやパンツのベルトにも装着可能な2WAYタイプです。大きく開くジッパーは、縦使用でも横使用でも使いやすいです。

サイズ19.5×10.2×3cm
装着パターン縦×横
スマホポーチの脱落防止の有無有り
キークリップの有無有り
撥水性、防水性無し
重量80g
材質100Dロビックナイロン/メッシュ

ミレー/ミニパッカブルマルチケース

簡単にアクセスできる開口部を備えた深型形状のマルチケースです。リュックのショルダーハーネスに上向きで取り付けるとスマートフォンの出し入れが簡単です。500mlのペットボトルホルダーにもなります。下向きで取り付ければ汗拭きタオル収納に便利です。

サイズ18×12×2cm
装着パターン縦のみ
スマホポーチの脱落防止の有無有り
キークリップの有無無し
撥水性、防水性無し
重量40g
材質600D ポリエステル

ミレー/クンブマウンテンクルーズポーチ

かなり大きめで、開口部も大きく開くスマホポーチです。裏側ビニール仕様のフロントポケットには大きめのモバイル端末が収納可能です。コードを伸ばすとポーチから出さなくてもスマホを操作できます。メインジップポケットにはモバイルバッテリーを収納でき、充電しながら携行できます。

サイズ22×13×5cm
装着パターン縦×横
スマホポーチの脱落防止の有無有り
キークリップの有無無し
撥水性、防水性撥水性
重量100g
材質420D ナイロン100% 撥水

グラナイトギア/クイックスタッシュ

2つの収納部を持つソフトタイプのポケットです。メインのポケットにはスマホを、バンジーコードで固定できる外側のメッシュポケットには素早く使用したい物を。撥水ジッパーを使用してます。仕様には書かれていませんが、おそらく撥水性のある生地を使っています。

ケース付きのスマホがぎりぎり入るサイズ感です。6インチ前後のスマホを使っている方は少し小さく感じると思います。ジッパー開口部も小さいので、出し入れが少ししにくいです。

サイズ18.7×11×2cm
装着パターン縦×横
スマホポーチの脱落防止の有無有り
キークリップの有無有り
撥水性、防水性無し
重量52g
材質100Dロビック®ナイロン/メッシュ

ミレー/ヴォヤージュパッデッドポーチ

フルパッド仕様の外付け小型ポーチ。ジッパー式ポケットが2つで、モバイル端末やコンパクトデジタルカメラなどの収納に便利です。カラビナ不要でショルダーストラップに簡単装着できる独自設計のループ付き。素材は引裂きや摩擦に強いナイロン素材を使用しています。

やや小型のポーチです。ケース付きの6インチスマホは入りきりません。カラーが豊富です。開口部も広く使いやすいポーチなだけに残念です。パッド入りなので、最近はモバイルバッテリーなどを入れてます。

サイズ17×10×5cm
装着パターン縦のみ
スマホポーチの脱落防止の有無有り
キークリップの有無有り
撥水性、防水性無し
重量70g
材質420D ナイロン100%

オスプレー/パックポケットウォータープルーフ

ジッパーを締めるだけで、IPX6の防水性のあるポーチになります。カメラや地図など使用頻度は高いけれど濡らしたくない物を入れるのに便利です。
サイズ19×11×4cm
装着パターン縦×横
スマホポーチの脱落防止の有無有り
キークリップの有無無し
撥水性、防水性完全防水(IPX6)
重量49g
材質

オスプレー/パックポケットジッパード

ショルダーやハーネスに装着できます。どちらに装着しても、中の物が取り出しやすい開口部です。ショルダーへの脱着がしやすいです。
サイズ22×12×5cm
装着パターン縦のみ(ウエストベルト装着可能)
スマホポーチの脱落防止の有無有り
キークリップの有無有り
撥水性、防水性無し
重量64g
材質

まとめ

クライミングにパッド入りのスマホポーチは欠かせません。ズボンのポケットに入れておくと、岩がぶつかりスマホの画面が割れます。また、写真撮影がしにくいので、落としてしまうリスクもあります。登山も同じです。

最近のスマホはどれも大きいです。スマホポーチはさまざまありますが、スマホの大きさに対応できていないものも多いです。一部のスマホポーチを除いて、十分なサイズのあるものをご紹介しました。スマホの出し入れにストレスを感じずに登山を楽しみましょう!

僕のおすすめはネルエピックのスマートフォンケースです。とにかくスマホが出し入れしやすい!ちょうど良いサイズ感!本当はいけないけど、ビレイ中でも片手で取り出して写真撮影がスピーディーにできます。Pixelは電源ボタンを二回押せば写真撮影が可能なので、ササッと終わらします。

この記事を書いた人
岩と沢さん
岩と沢さん
この記事を書いた人
■JSPO山岳コーチ2(共通未修得)
■JSPOクライミングコーチ1
■元登山ガイドステージⅡ
■元登山用品店のショップ店員
■半年間、副業WEBライターしてました

山に登る事と、新しいギアを山で試すことが好きです。
趣味が登山だけという生活を16年ぐらいしてます。
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