【ライペン】アライテントのザックの選び方|マカルーとクロワールの違いは?11種類を解説
最新のザックは良く作られているけど、荷物はあまり入らないし生地が薄くて不安だという方も多いです。岩の多い山や雪山に行かれる方は、ザックに穴が開かないか気にしている方も多いと思います。
この記事では、シンプルで使い勝手が良く頑丈なライペンのザックをご紹介します。僕自身何年と使っていますが、未だに壊れたことはありませんし、使いやすいので気に入ってます。ライペンは多くのザックを販売しているので、種類と違いについて分かりやすく解説します。
アライテントの中でも大容量のシリーズとなるクロワールとマカルーは以下のとおりです。
クロワールスパイダロン | マカルー50L | グランクロワールスパイダロン | マカルー60L | マカルー70L | マカルー80L | |
| 容量 | 45+10L | 50+10L | 55+10L | 60+10L | 70+10L | 80+10L |
| 重量 | 1560g | 1600g | 1650g | 1700g | 1820g | 2050g |
| 背面長 | 42cm/48cm | 45cm | 42cm/48cm | 48cm | 48cm | 48cm |
| 素材 | スパイダロン®リップ | 840dnHDナイロン | スパイダロン®リップ | 840dnHDナイロン | 840dnHDナイロン | 840dnHDナイロン |
| 値段(税抜き) 2026,3月 | 32,000円 | 25,000円 | 33,600円 | 26,000円 | 28,000円 | 30,000円 |
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クロワールシリーズは素材が強く、背面長が2タイプある上位モデルです。マカルーシリーズは値段を抑えた大容量モデルとなります。
アライテントの中で容量の少ないザックは以下のシリーズがあります。
プチクロワールスパイダロン | クロワール35スパイダロン | タフ | ユングフラウ32 | ライズパック | |
| 容量 | 26L | 35+10L | 32L | 32L | ・20L ・28L |
| 重量 | 650g | 1100g | 1310g | 970g | ・190g ・210g |
| 背面長 | 43cm | 41cm | 448cm | 41cm | ・41cm ・45cm |
| 素材 | スパイダロン®リップ | スパイダロン®リップ | 840HDナイロン | 840dnHDセルスパン ハニカムメッシュ | ・30dnリップストップナイロン+210dnナイロン |
| 値段(税抜き) 2026,3月 | 15,600円 | 20,000円 | 21,000円 | 17,500円 | ・9,000円 ・11,000円 |
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ご自身の用途にあったものが選べるようにライペンはラインナップが多いです。選び方を解説するのでぜひ参考にしてください。
アライ(ライペン)のマカルーとクロワールはどんなザック?

アライテントのオリジナルブランド「ライペン」は、1982年からザックを作り続けている日本のメーカーです。ライペンのザックの特徴は以下です。
- 頑丈
- なんでも入る
- シンプル
- 他メーカーの同容量と比べて安い
作りはとてもシンプルなので便利な外付けポケットなどありません。しかし、シンプルゆえに使いやすい理由があり、ハードな山行にこそ真価を発揮するザックです。
【比較表】マカルーとクロワールの違いは大きく分けて4点


マカルーとクロワールの違いは以下のとおりです。
クロワールスパイダロン | マカルー50L | グランクロワールスパイダロン | マカルー60L | マカルー70L | マカルー80L | |
| 容量 | 45+10L | 50+10L | 55+10L | 60+10L | 70+10L | 80+10L |
| 重量 | 1560g | 1600g | 1650g | 1700g | 1820g | 2050g |
| 背面長 | 42cm/48cm | 45cm | 42cm/48cm | 48cm | 48cm | 48cm |
| 素材 | スパイダロン®リップ | 840dnHDナイロン | スパイダロン®リップ | 840dnHDナイロン | 840dnHDナイロン | 840dnHDナイロン |
| 雨蓋をウエストパックにできるか | できる | できない | できる | できない | できない | できない |
| ショルダーベルトの収納 | できる | できない | できる | できない | できない | できない |
| 値段(税抜き) 2026,3月 | 32,000円 | 25,000円 | 33,600円 | 26,000円 | 28,000円 | 30,000円 |
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大きな違いは素材・背面長サイズ・値段です。クロワールはマカルーよりも頑丈で自分に合った背面長が選べますが、値段が高いです。クロワールは前モデルはケブラー繊維で作られていました。今はスパイダロン®リップという素材が使われています。
- スパイダロン®リップ
- 同じ太さなら鋼鉄の数倍の強度を持つ、強くて軽いPE繊維を織り込んだ素材です。詳しい資料は見つかりませんが、ダイニーマと同じような素材かと思います。クロワールはナイロンの素材にダイニーマを織り込んだ(格子状に入った白い線)ので、万が一破れても傷が広がりにくく軽いのが特徴だと思います。


クロワールとグランクロワールは、雨蓋とウエストベルトを組み合わせてウエストパックにできます。雨蓋の容量は大きいのでアタックザックとして使えます。また、ショルダーベルトを背面の後ろに収納できます。荷揚げ用バックとしても使いやすいです。
僕が使っているのはクロワール45Lとマカルー50Lです。スペックでは5Lしか容量は違いませんが、実際に使ってみると5L以上の差を感じます。僕調べですが、マカルーの形は寸胴で、クロワールはザックの底部と中間が少し狭いです。位置づけとしてはクロワールはクライミング、マカルーは縦走用といった感じかと思います。
ライペンはクライミングでも縦走でも使いやすい




荷物を入れやすいし、必要に応じて外付けもしやすいので、縦走でもクライミングでも使いやすいです。パーティー登山ではテントやコッヘルなどの共同装備が大きくなっちゃいがちですが、寸胴なので入れやすいです。最近のザックは荷重バランスは良いのですが、荷物は入れにくいんですよね…という方にはおすすめです。


季節を問わず縦走などで使いたいなら、容量はクロワール55かマカルー50以上のものがおすすめです。マカルー80はとにかく大きいので最近は出番が少なくなってきています。僕が次に買うとしたらマカルー60だと思います。しかし、マカルー50でも冬の縦走(テント、クライミングギア込み)に使えたので、買うことはなさそうです。
外付けがしやすいのでさまざまな用途で使える




シンプルな作りなのですが、外付けがしやすいように工夫されています。とくにスコップの外付けの方法で迷っている方は多いのではないでしょうか。アライ純正のスコップホルダーは他のザックにも流用しやすく便利ですよ。僕はアライ純正のスコップホルダーとマジックマウンテンのロングギアーポケットを愛用しています。




雨蓋には幅広のストラップを装着できるようになっています。アイデア次第で使い方が広がるのもライペンの良い所です。僕は上着をよく外付けしています。落とさないような工夫はしたほうが良いと思います。
外付けをすると、ライペンのメリットである「シンプルだから雪が付きにくい」が失われます。メリットを生かしたい方は、大きめを買ってなんでも中に入れると良いと思います。
背面フレームは無いのでパッキング技術が重要



マカルーもクロワールも背面フレームは無く、寸胴な形をしているのでパッキングが上手いかどうかで背負い心地はかなり変わります。ザック内部の背面部には大きめのポケットがあるので、ここにマットを入れると背負い心地は安定します。
ただし、クロワール45Lとマカルー50Lはポケットの横幅が狭いので、写真のようにサーマレストが綺麗に入りません。パッキングの基本に立ち返って、工夫してみましょう。綺麗にパッキングできれば背負い心地もそんなに悪くないです。ザックが自立すれば合格でしょう・・・
雨蓋を伸ばして容量を増やせる



スペック容量の「50+10L」の+10の部分は雨蓋を伸ばした状態のことを指します。写真を見ての通り雨蓋のベルトがとにかく長いので、容量を増やそうと思えば+10以上に増やせる勢いです。
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マカルーとクロワールをおすすめする人、そうでない人
決して万人向けなザックではないと思うので、おすすめな人とそうでない人を解説します。
【おすすめする人】パッキングに自信がある。値段は安い方が良い

パッキングに自信があり、シンプルなザックがお好きで、頑丈な物を求めている方は今すぐライペンのザックを手に入れましょう。シンプルなので壊れるパーツも少なく、修理も簡単です。マカルーシリーズは他メーカーの同容量のザックと比べて安いのも特徴です。
【おすすめしない人】パッキングに自信がない。荷物が少ない。
最近のザックは、ある程度適当に荷物を入れてもそれなりに担げるように作られています。パッキングに自信が無い方は最近のザックを買った方が良いでしょう。

僕にとって唯一残念な点が、セキュリティーポケットにキーチェーン(カギをクリップするひも)が無いことです。僕は車のカギなど大事な物は雨蓋の後ろのポケットに収納します。他社のザックはここにキーチェーンが付いていることが多いのですが、ライペンにはありません。山行終了まで開けなければ問題はないでしょう。
ライペンのザックは寸胴タイプなので、荷物が少ないとかっこ悪いザックになります。荷物が少ない方はライペンの中でも容量の少ないモデルにするか、別メーカーのザックを選んだ方が無難です。
ライペンのザックを容量が少ない順に詳しく紹介
僕はライペンのザックが好きです。一度使っていただければその良さが分かると思います。比較表は以下のとおりです。
クロワールスパイダロン | マカルー50L | グランクロワールスパイダロン | マカルー60L | マカルー70L | マカルー80L | |
| 容量 | 45+10L | 50+10L | 55+10L | 60+10L | 70+10L | 80+10L |
| 重量 | 1560g | 1600g | 1650g | 1700g | 1820g | 2050g |
| 背面長 | 42cm/48cm | 45cm | 42cm/48cm | 48cm | 48cm | 48cm |
| 素材 | スパイダロン®リップ | 840dnHDナイロン | スパイダロン®リップ | 840dnHDナイロン | 840dnHDナイロン | 840dnHDナイロン |
| 値段(税抜き) 2026,3月 | 32,000円 | 25,000円 | 33,600円 | 26,000円 | 28,000円 | 30,000円 |
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クロワールシリーズは素材が強く、背面長が2タイプある上位モデルです。マカルーシリーズは値段を抑えた大容量モデルとなります。
アライテントの中で容量の少ないザックは以下のシリーズがあります。
プチクロワールスパイダロン | クロワール35スパイダロン | タフ | ユングフラウ32 | ライズパック | |
| 容量 | 26L | 35+10L | 32L | 32L | ・20L ・28L |
| 重量 | 650g | 1100g | 1310g | 970g | ・190g ・210g |
| 背面長 | 43cm | 41cm | 448cm | 41cm | ・41cm ・45cm |
| 素材 | スパイダロン®リップ | スパイダロン®リップ | 840HDナイロン | 840dnHDセルスパン ハニカムメッシュ | ・30dnリップストップナイロン+210dnナイロン |
| 値段(税抜き) 2026,3月 | 15,600円 | 20,000円 | 21,000円 | 17,500円 | ・9,000円 ・11,000円 |
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ライズパックは素材が薄手である点に注意してください。
【ライズパック】パッカブルになるコンパクトザック




エアライズのフライシートと同じ素材で作られたバックパックです。薄くても安心の強度があります。ザックのボトム部分は厚みをもたせ、強度を高めています。雨蓋の中に本体を収納できるので、アタックザックなどにもおすすめです。
サイド部分にループが4箇所についており、外付けもできるようになっています。ストラップをつけると、荷物が少ない時はザックを圧縮させることもできます。シンプルで高機能というライペンの思想が詰まったザックです。
| 容量 | ・20L ・28L |
| 重量 | ・190g ・210g |
| 背面長 | ・41cm ・45cm |
| 素材 | ・30dnリップストップナイロン+210dnナイロン |
| 値段(税抜き) 2026,3月 | ・9,000円 ・11,000円 |
【プチクロワールスパイダロン】クライミングから日常まで



シンプルで、使いやすい一本締めです。ピッケルやアイゼンが外付けでき、サイドベルトを装着するとスキーも装着可能です。背面のパッドがないので小さく畳めます。アタックザックとしても使えます。
| 容量 | 26L |
| 重量 | 650g |
| 背面長 | 43cm |
| 素材 | スパイダロン®リップ |
| 値段(税抜き) 2026,3月 | 15,600円 |
【クロワール35スパイダロン】アルパイン向けな登攀ザック




プチクロワールを一回り大きくして、雨蓋を取り付けました。クロワールやマカルーのように雨蓋を伸縮させて荷物容量を増やせます。背面パッドは取り外し、ビバーク時のマットにもできます。
| 容量 | 35+10L |
| 重量 | 1100g |
| 背面長 | 41cm |
| 素材 | スパイダロン®リップ |
| 値段(税抜き) 2026,3月 | 20,000円 |
【タフ】山スキーにも使いやすいザック




ライペンの中でもフィット感が高く、荷物の出し入れがしやすいザックです。形は一般的なリュックサックに似ていますが、山で使いやすいギミックが詰め込まれています。バックカントリーだけでなく一般登山でも使いすく、一日の山行に必要な荷物が入る容量です。
| 容量 | 32L |
| 重量 | 1310g |
| 背面長 | 448cm |
| 素材 | 840HDナイロン |
| 値段(税抜き) 2026,3月 | 21,000円 |
【ユングフラウ32】背面が蒸れない




少し懐かしい感じのザックです。サイドポケットを背面に移動することで、腕の振り回しを邪魔しません。背中部分にハニカムメッシュが使われているので、背負い心地が良く汗抜ムレを開放してくれます。サイドベルトを装着すると、スキーやストックなども取り付け可能です
| 容量 | 32L |
| 重量 | 970g |
| 背面長 | 41cm |
| 素材 | 840dnHDセルスパン ハニカムメッシュ |
| 値段(税抜き) 2026,3月 | 17,500円 |
【クロワールスパイダロン】ライペンの良さが詰まったザック



シンプルな一本締め、移動式の雨蓋、背面長2サイズ展開、高強度な素材などといった、ライペンらしさが詰まったザックです。外付けがしやすく、ジッパーの動きも良いです。随所に使いやすさが散りばめられています。荷物が少なければテント泊も可能なサイズです。
| 容量 | 45+10L |
| 重量 | 1560g |
| 背面長 | 42cm/48cm |
| 素材 | スパイダロン®リップ |
| 値段(税抜き) 2026,3月 | 32,000円 |
【グランクロワールスパイダロン】まさに万能



僕が初めて使ったライペンがグランクロワールでした。雪山の縦走(3泊4日)で使いましたが「ちょうど良いサイズ感」「シンプルゆえの使い勝手の良さ」「壊れない安心感」すべてのバランスが良かったです。ライペンの中でも値段は少し高いですが、是非一度使って見て欲しいザックです。
| 容量 | 55+10L |
| 重量 | 1650g |
| 背面長 | 42cm/48cm |
| 素材 | スパイダロン®リップ |
| 値段(税抜き) 2026,3月 | 33,600円 |
【マカルー50~80L】コスパに優れた大容量ザック




他メーカーの同サイズと比べて値段が安いです。使っているパーツがシンプルなので、山での修理もしやすくなっています。へルメットが収納できるほど雨蓋が大きいので便利が良いです。表面にも背面にも雪が付きにくいです。ビバークの時は足を入れて使うこともできます。
初めてライペンの大型ザックを購入するなら、50か60Lをおすすめします。50Lでも雪山縦走(クライミングギア込み)に対応可能ですが、余裕は少ないです。60Lを選べば、普通の使い方で困ることはないでしょう。
マカルー50L | マカルー60L | マカルー70L | マカルー80L | |
| 容量 | 50+10L | 60+10L | 70+10L | 80+10L |
| 重量 | 1600g | 1700g | 1820g | 2050g |
| 背面長 | 45cm | 48cm | 48cm | 48cm |
| 素材 | 840dnHDナイロン | 840dnHDナイロン | 840dnHDナイロン | 840dnHDナイロン |
| 値段(税抜き) 2026,3月 | 25,000円 | 26,000円 | 28,000円 | 30,000円 |

クロワールスパイダロン
マカルー50L
グランクロワールスパイダロン
マカルー60L
マカルー70L
マカルー80L
プチクロワールスパイダロン
クロワール35スパイダロン
タフ
ユングフラウ32
ライズパック
