【明るさだけじゃない】登山用ヘッドライトの選び方とおすすめ|6種類を比較

登山用のヘッドライトは種類が多く、どのように選べばよいのか分かりにくいです。明るさだけで選んでしまうと、自分の用途には使いにくい可能性があります。この記事では、暗い山の中で積極的に動いてきた僕だからこそ分かる登山用のヘッドライトの選び方について徹底的に解説します。
この記事を読むと、自分にとって使いやすいヘッドランプを選べます。ヘッドランプ選びは、最低限の明るさがあり、操作がシンプルであることが重要です。最近のヘッドライトはどれも十分に明るいので、使いやすいヘッドライトを選びましょう。
登山でヘッドライトが必須な理由
登山では、日帰りでもヘッドライトは必須です。理由は以下のとおりです。
・道に迷い下山が遅れたときに必要
・昼間でも、山小屋のトイレが暗い時に必要
・冬の登山開始時は暗い可能性がある
・スマホのライトは暗すぎる
予期せぬトラブルで下山が遅れてしまい、ヘッドライトが無かったために遭難となる可能性があります。スマホのライトでは明るさが足りず、暗い道を歩けません。スマホのバッテリーを消耗してしまうと、助けを呼べません。家族のためにもヘッドライトは必ず持ちましょう。
登山用ヘッドライトの選び方
自分の用途に合わせた登山用ヘッドライトを選ぶには、どのような機能があるかを知る必要があります。最低限知っておくべき機能について紹介します。
明るさ:最低でも200ルーメンは必要

ヘッドライトの明るさの単位はルーメンで表されます。夜でも分かりやすい登山道なら100ルーメンでも歩けます。ちょっと迷いそうな場面で道を確認するには、最低でも200ルーメン必要です。
最近のヘッドライトの進化は早く、比較すると200ルーメンでは暗く感じます。400ルーメンになると一人で山道を歩いても安心できる明るさです。非常用として持つなら最低でも200ルーメン、積極的に暗い道を歩くなら400ルーメン以上がおすすめです。
マッターホルン登山では、暗い中をルートファインディングして登る必要があります。僕がマッターホルンを登った際に使ったヘッドライトの明るさは200ルーメンでしたが、十分に使えました。
操作性:なるべくシンプルなものがおすすめ
登山用のヘッドライトは多機能です。明るさの調整や赤色での点灯、ロックなどを1つか2つのボタンで行います。ヘッドライトを頻繁に使わないと、ボタンの操作方法は覚えられません。操作方法を覚えなくても、直感的に扱えそうな物(メーカー)がおすすめです。
各メーカーの操作方法は以下のとおりです。(モデルによって異なる場合があります)

クリック | 点灯時に長押し | 無点灯時に長押し | |
ボタン | 7ルーメン→100ルーメン→450ルーメン | 赤色灯に切り替わる | ロックが掛かる |
ペツルは一つのボタンに機能が集約しています。ボタンが大きく、グローブをしたままでも押しやすいです。明るさは3段階で変えられます。それぞれ、手元だけを見たいとき、歩くとき、遠くまでみたいときにちょうど良い明るさです。

クリック | 点灯時に長押し | 無点灯時に長押し | |
ボタン1 | ライトのON、OFF | 明るさの無段階調整 | ー |
ボタン2 | 遠距離ライト→近距離ライト→赤色灯 | ー | ー |
ボタン1と2の同時押し | ー | ー | ロックが掛かる |
ブラックダイヤモンドは、ボタンが2つあり、それぞれ機能が異なります。ボタン1でライトを点けて、ボタン2でモードを変えます。明るさは無段階に変えられます。ボタン1と2はグローブを付けたままでも、どちらのボタンなのかが分かりやすく、押しやすいです。

クリック | 点灯時に長押し | 無点灯時に長押し | |
ボタン | 白色灯180ルーメン→暖色灯→全灯火 | 明るさの無段階調整 | ロックが掛かる |
マイルストーンのMS-K1は、ブラックダイヤモンドとペツルの良いとこどりです。ボタンは1つで扱いやすく、明りを無段階で変えられます。赤色灯はありませんが、暖色灯が代わりになります。ライトは大きいですが、明るさのムラが少なく、軽量でオシャレなヘッドライトです。

クリック | 無点灯時に長押し | 回す | |
ボタン | 20ルーメン→400ルーメン | 赤色灯に切り替わる | ー |
フォーカスリング | ー | ー | 遠距離モード⇔近距離モード |
レッドレンザーのMH-5は最もシンプルです。アドバンスフォーカスリングを回すと、照射を距離を変えられます。遠くを見るなら、レッドレンザーは便利です。ロック機能はありません。ボタンが少し固く、長押しに力が必要です。


電池の持ち:体感できるほど違う
常に最大の明るさで使っていると、ビックリするほど早く電池を消耗します。古いヘッドライトも電池の消耗は早いです。最新のモデルに変えると、電池の持ちの良さを体感できると思います。
スペックに載っている電池寿命も大切ですが、適切な明るさで使うことも大事です。無駄に明るいままで使用せず、状況に合わせて明るさを調整しましょう。明るさを適時調整するためにも操作のしやすさと分かりやすさは重要です。
防水性:IPX4(水の飛沫に影響を受けない)以上のモデルが必要
雨の中でもヘッドライトを使うことを考えれば、生活防水は必須です。防水レベルはIPXXで表されます。具体的には以下のとおりです。


IPXXの最後の数字が防水性能を表します。数字が大きくなるほど防水性能は高いです。登山で使うなら、IPX4以上の防水性能があれば十分です。各メーカーの登山向けヘッドライトの防水性能をまとめました。
いかなる方向からの真水の飛沫にも影響を受けない | 水深1.1mの真水に30分耐えうる防水性。バッテリーケース内部に浸水しても動作 | 粉塵が中に入らない/深さ1mの真水に30分没しても影響を受けない | 動作を阻害するほどの粉塵が侵入しない&いかなる方向からの真水の飛沫にも影響を受けない | |
ペツル、マイルストーン | IPX4 | ー | ー | ー |
ブラックダイヤモンド | IPX4 | IPX8 | IIP67 | ー |
レッドレンザー | ー | ー | ー | IP54 |
粉塵性能のあるヘッドライトもありますが、粉塵性能は必要無いと僕は考えています。粉塵のある職場で働く人には、粉塵性能のあるヘッドライトは人気です。
IPX4は電池蓋の中に水滴が入る可能性はあります。ANSI/PLATO FL 1 規格によると「電池のショートやヘッドランプの電気的な障害が生じなければ、試験後にヘッドランプ内に水滴があってもよい。」とされています。(参照:ペツル:耐水性能と IP 等級)
家に帰ったら電池を外して乾かしましょう。
ロック機能:ザックの中での誤作動を防ぐ
ヘッドライトのボタンに物が当たり、ザックの中でライトが点いてしまうケースがあります。いざという時に電池切れになっていては、意味がありません。ロック機能がついてなければ、電池を外して携行しましょう。
赤色灯:周りに人がいるときに便利

山小屋の消灯後やテントの中など、周りに人がいる中でヘッドライトは点けにくいです。そのようなシーンで活躍するのが赤色灯です。赤色灯は白色灯に比べて、眩しさを感じにくく、目が順応しやすい色です。
暗い中で白色灯を使うと、明るさに目が慣れるまで時間が必要ですが、赤色灯はすぐに目が慣れます。マイルストーンの暖色灯(電球のようなオレンジ色の光)は、白色灯に比べて光の乱反射が少なく、見やすいです。赤色灯が苦手な方にはおすすめです。
充電方式:電池とバッテリーの違い

単4電池を使うか、専用のバッテリーを使うハイブリッドタイプか、バッテリーが内蔵してあるタイプがあります。専用のバッテリーが無く、電池だけのタイプもあります。ハイブリッドタイプと内蔵タイプの特徴は以下のとおりです。
■専用のバッテリーは低温に強いモデルがある
■専用のバッテリーの方が明るいモデルがある
■電池の入れ忘れに注意が必要
■電池の入れ忘れが無い
■バッテリーの寿命がライトの寿命
■電池交換ができない
■防水性に優れたモデルがある
マイルストーンの説明書によると「アルカリ電池を使用すると、ルーメン数は多少減少し、電池寿命が長くなる傾向にある」とあります。電池の性能にもよるので、参考程度にしましょう。

電池と専用バッテリーでは、専用バッテリーの方が軽い傾向にあります。バッテリーの容量に寄ります。走る方には、電池よりもバッテリーがおすすめです。

専用のバッテリーは高いので、コストを下げたいなら充電式の電池もおすすめです。アルカリ電池は寒さに弱いので、冬山に行く人はリチウム電池やニッケル水素電池などの充電式の電池がおすすめです。エネループやエボルタはー20度でも使えます。
引用:パナソニック


エネループには、エネループプロ・エネループ・エネループライトの3種類があります。容量が大きく、繰り返し使える回数の多いエネループがおすすめです。(エボルタは販売が終了しました)

軽量コンパクト:100g前後のモデルを選ぶとバランスが良い




軽さやコンパクトさにこだわる方はバッテリー内蔵モデルがおすすめです。小さすぎるとグローブ装着時の操作性が悪かったり、ゴムバンドが細すぎて装着感が悪かったりする可能性もあります。使いやすいサイズ感は100g前後のヘッドライトです。
僕はメインでペツルを使い、予備用ヘッドライトとしてコンパクトで軽いBDのバッテリー内蔵型を携行してます。予備用ヘッドライトでも、メインで使える明るさと使いやすさで選んでいます。
登山用ヘッドライトにあると便利な機能
登山用ヘッドライトにあると便利な機能についてご紹介します。
リザーブ機能:歩行に最低限必要な明るさ

リザーブ機能とは、電池の残量が少なくなった時に、歩行に最低限必要な明るさを維持できる時間のことです。最大照射の10%以下の明るさなので、大体30ルーメン前後になります。最大ルーメン数が大きいヘッドライトを選んでおけば、リザーブ機能も明るいので安心です。
リザーブ機能で歩くことが無いようにしましょう。日帰り登山でも、必ず予備電池を持つことが重要です。
電池残量の表示機能

電池残量表示の機能がついているヘッドライトがあります。僕の考えは「山に行く前に満充電にして、明るさが極端に落ちれば電池を変えればよい」なので、そこまで重要ではないと思います。
使い捨ての電池を使う方は、家で残量表示が少ないことに気が付けば新品の電池に変えましょう。予備の電池は忘れずに、必ず携行してください。
近距離と遠距離のライトの違い

ブラックダイヤモンド(BD)とペツルには、遠距離用のLEDと近距離用のLEDを搭載しているモデルがあります。BDは遠距離・近距離、ペツルはスポット・ワイドで表記されています。写真のとおり、BDの近距離は光のムラが少なく見やすいです。
人と話したり、テントの中で使う場合は近距離(ワイド)が良いです。遠距離(スポット)で人の顔を照らしながら話すと良い感じに迷惑になります。遠距離(スポット)は明るいので、近くの物を見ると光が乱射して見えにくいです。
ランタンとしての使用


ペツルは、付属の収納ケースがヘッドライトをランタンとして使えるようになっています。レッドレンザーは同社の小型ランタンとバッテリーが共通で使えます。僕は、電池がもったいないのでランタンとしてはあまり使いません。オマケ程度の機能と考えておきましょう。
ストロボ機能
赤色灯や白色灯が点滅することをストロボ機能といいます。ペツルのヘッドライトには、「赤色灯700 メートルの距離から 400 時間にわたり視認可能」と書いてあります。緊急時に誰かに見つけてもらいたい時に活躍する機能です。



自転車に乗られる方にもペツルのヘッドライトは人気のようです。自転車に装着し、ストロボ機能を使うことで後続車に存在をアピールできます。こういったオプションパーツがあるのは、僕の知ってる範囲では2025年時点ではペツルだけです。
登山用ヘッドライトのおすすめ9選
最低限の明るさがあり、登山用ヘッドライトとして信頼性の高いヘッドライトをご紹介します。操作のしやすさは人によって好き嫌いがあると思うので、自分に合ってそうなモデルを選びましょう。迷った方にはペツルがおすすめです。
ペツル/ティカ




登場して 20 年が経過した「ティカ」は、ナイトハイク、キャンプ、テント内での読書、旅行等に最適です。ポケットやザックに忍ばせるのに適したコンパクトサイズです。自分や周囲の人の目を眩ませない赤色光を備えています。1つのスイッチで使いやすく、ボタンが大きいので、グローブでも操作しやすいです。


電池使用時の明るさ(照射時間) | 7ルーメン(110時間) 100ルーメン(12時間) 350ルーメン(2時間) |
専用バッテリー使用時の明るさ(照射時間) | 7ルーメン(110時間) 100ルーメン(7時間) 450ルーメン(2時間) |
重量 | 94g(電池込) |
ライトの色 | ・白色灯 ・赤色灯 |
ロック機能の有無 | 有り |
ライトの種類 | ワイド |
電池残量の表示機能 | 有り |
ストロボ機能の有無 | 有り |
防水性能 | IPX4(いかなる方向からの真水の飛沫にも影響を受けない) |
使用電池 | 単4電池×3または専用バッテリー |
その他 | 蓄光リフレクター付き、付属のポーチでランタンとして使用可能、リフレクター付きヘッドバンド |

ペツル/アクティック




ティカをより明るくして、スポットLEDを追加したモデルです。ティカはワイドタイプのLEDのみですが、アクティックはスポットLEDが追加されています。アクティックはランニングやトレッキング、マウンテニアリング等において、高い照射力と快適な光を提供します。


電池使用時の明るさ(照射時間) | 7ルーメン(100時間) 100ルーメン(10時間) 450ルーメン(2時間) |
専用バッテリー使用時の明るさ(照射時間) | 7ルーメン(100時間) 100ルーメン(7時間) 450ルーメン(2時間) |
重量 | 98g(電池込) |
ライトの色 | ・白色灯 ・赤色灯 |
ロック機能の有無 | 有り |
ライトの種類 | ワイド&スポット |
電池残量の表示機能 | 有り |
ストロボ機能の有無 | 有り |
防水性能 | IPX4(いかなる方向からの真水の飛沫にも影響を受けない) |
使用電池 | 単4電池×3または専用バッテリー |
その他 | 蓄光リフレクター付き、付属のポーチでランタンとして使用可能、リフレクター付きヘッドバンド |

ブラックダイヤモンド/アストロ300




シングルスイッチのシンプルなモデル。BD1500バッテリー(別売)と単4アルカリ乾電池のいずれかを使用でき、普段使いにはBD1500バッテリーを、長期間充電ができない環境ではアルカリ乾電池を、といった状況に応じた使い分けができます。
電池使用時の明るさ(照射時間) | 6ルーメン(140時間) 150ルーメン(8時間) 300ルーメン(4時間) |
専用バッテリー使用時の明るさ(照射時間) | 6ルーメン(140時間) 150ルーメン(12時間) 300ルーメン(6時間) |
重量 | 83g(電池込) |
ライトの色 | ・白色灯 |
ロック機能の有無 | 有り |
ライトの種類 | 遠距離向け |
電池残量の表示機能 | 無し |
ストロボ機能の有無 | 有り(白色灯のみ) |
防水性能 | IPX4(いかなる方向からの真水の飛沫にも影響を受けない) |
使用電池 | 単4電池×3または専用バッテリー |
その他 | 明るさを無段階調整可能、最後に使用した照度で点灯 |

ブラックダイヤモンド/コズモ350




普段使いからキャンプ、アウトドアまで、幅広い用途で活躍します。BD1500バッテリー(別売)と単4アルカリ乾電池のいずれかを使用できます。ボタンが2つなので、操作が分かりやすいです。防水性も高く、使いやすいヘッドライトです。
電池使用時の明るさ(照射時間) | 6ルーメン(200時間) 175ルーメン(6時間) 350ルーメン(3時間) |
専用バッテリー使用時の明るさ(照射時間) | 6ルーメン(225時間) 175ルーメン(10時間) 350ルーメン(5時間) |
重量 | 81g(電池込) |
ライトの色 | ・白色灯 ・赤色灯 |
ロック機能の有無 | 有り |
ライトの種類 | 遠距離向け |
電池残量の表示機能 | 有り |
ストロボ機能の有無 | 有り |
防水性能 | IPX8(水深1.1mの真水に30分耐えうる防水性。バッテリーケース内部に浸水しても動作) |
使用電池 | 単4電池×3または専用バッテリー |
その他 | 明るさを無段階調整可能(白色灯、赤色灯)、最後に使用した照度で点灯 |

ブラックダイヤモンド/スポット400




多彩な機能をコンパクトボディに詰め込んだモデルです。コズモの機能に加え、ヘッドライトのサイドを叩くだけで、最大照度に切り替わる機能が備わっています。ムラの無い近距離用のLEDライトも加わり、BDのヘッドライトシリーズの中で万能なモデルです。

ヘッドライトのサイド(写真の赤丸)をタップするだけで、選択済み照度と最大照度を瞬時に切替えられるパワータップを搭載しています。ブラックダイヤモンドは明るさを無段階で調整できますが、時間がかかります。パワータップだと素早く切り替えられるので便利です。
電池使用時の明るさ(照射時間) | 6ルーメン(200時間) 200ルーメン(5時間) 400ルーメン(2.5時間) |
専用バッテリー使用時の明るさ(照射時間) | 6ルーメン(225時間) 200ルーメン(8時間) 400ルーメン(4時間) |
重量 | 78g(電池込) |
ライトの色 | ・白色灯 ・赤色灯 |
ロック機能の有無 | 有り |
ライトの種類 | ・遠距離向け ・近距離向け |
電池残量の表示機能 | 有り |
ストロボ機能の有無 | 有り |
防水性能 | IPX8(水深1.1mの真水に30分耐えうる防水性。バッテリーケース内部に浸水しても動作) |
使用電池 | 単4電池×3または専用バッテリー |
その他 | 明るさを無段階調整可能(白色灯、赤色灯)、最後に使用した照度で点灯、選択済み照度と最大照度を瞬時に切替できるパワータップ |

ブラックダイヤモンド/コズモ350ーR




コズモ300のバッテリー内蔵タイプです。リチウムイオン充電池(1500mAh)を内蔵し、事前にフル充電してからアクティビティに臨めます。普段使いからキャンプ、アウトドアまで、幅広い用途で活躍します。ボタンが2つなので、操作が分かりやすいです。防水性、防塵性に優れます。
電池使用時の明るさ(照射時間) | 電池使用不可 |
専用バッテリー使用時の明るさ(照射時間) | 6ルーメン(225時間) 175ルーメン(10時間) 350ルーメン(5時間) |
重量 | 75g(電池込) |
ライトの色 | ・白色灯 ・赤色灯 |
ロック機能の有無 | 有り |
ライトの種類 | 遠距離向け |
電池残量の表示機能 | 有り |
ストロボ機能の有無 | 有り |
防水性能 | IP67(粉塵が中に入らない/深さ1mの真水に30分没しても影響を受けない) |
使用電池 | リチウムイオン充電池(1500mAh) |
その他 | 明るさを無段階調整可能(白色灯、赤色灯)、最後に使用した照度で点灯、マイクロUSBポートを備えた充電式モデル |

ブラックダイヤモンド/スポット400ーR




スポット400のバッテリー内蔵タイプです。コズモ300Rの機能に加え、ヘッドライトのサイドを叩くだけで、最大照度に切り替わる機能が備わっています。ムラの無い近距離用のLEDライトも加わり、BDのヘッドライトシリーズの中で万能なモデルです。

ヘッドライトのサイド(写真の赤丸)をタップするだけで、選択済み照度と最大照度を瞬時に切替えられるパワータップを搭載しています。ブラックダイヤモンドは明るさを無段階で調整できますが、時間がかかります。パワータップだと素早く切り替えられるので便利です。
電池使用時の明るさ(照射時間) | 電池使用不可 |
専用バッテリー使用時の明るさ(照射時間) | 6ルーメン(225時間) 200ルーメン(8時間) 400ルーメン(4時間) |
重量 | 73g(電池込) |
ライトの色 | ・白色灯 ・赤色灯 |
ロック機能の有無 | 有り |
ライトの種類 | ・遠距離向け ・近距離向け |
電池残量の表示機能 | 有り |
ストロボ機能の有無 | 有り |
防水性能 | IP67(粉塵が中に入らない/深さ1mの真水に30分没しても影響を受けない) |
使用電池 | リチウムイオン充電池(1500mAh) |
その他 | 明るさを無段階調整可能(白色灯、赤色灯)、最後に使用した照度で点灯、選択済み照度と最大照度を瞬時に切替できるパワータップ、マイクロUSBポートを備えた充電式モデル |

マイルストーン/MS-K1




明るさ最大620ルーメンのマルチに使えるヘッドランプです。トレイルランニングからハイキングやキャンプまで幅広いシーンで役立ちます。専用バッテリーはUSB-Cなので、急速充電が可能です。エコノミーモード(明るさ最大の30%の照度で常に点灯)搭載なので、操作に慣れない方でもバッテリーの寿命を節約できます。
電池使用時の明るさ(照射時間) | 27ルーメン(45~80時間) 180ルーメン(8時間) 620ルーメン(2.5時間) |
専用バッテリー使用時の明るさ(照射時間) | 公表なし |
重量 | 90g(専用バッテリー込) |
ライトの色 | ・白色灯 ・暖色灯 |
ロック機能の有無 | 有り |
ライトの種類 | ワイド |
電池残量の表示機能 | 無し |
ストロボ機能の有無 | 無し |
防水性能 | IPX4(いかなる方向からの真水の飛沫にも影響を受けない) |
使用電池 | 単4電池×3または専用バッテリー |
その他 | 明るさを無段階調整可能(白色灯、暖色灯)、モードメモリー機能 |

レッドレンザー/MH5




アドバンスフォーカスレンズを回すことで、近距離と遠距離モードを切り替えられます。近距離時はムラがほとんどなく、遠距離では遠くまで照らせます。マグネット式充電ケーブルで電池蓋を開けることなく充電可能です。付属の専用充電池でも、市販のアルカリ単3形電池1本でも使用できます。


電池使用時の明るさ(照射時間) | 公表なし |
専用バッテリー使用時の明るさ(照射時間) | 20ルーメン(35時間) 400ルーメン(4時間) |
重量 | 94g(電池込) |
ライトの色 | ・白色灯 ・赤色灯 |
ロック機能の有無 | 無し |
ライトの種類 | ワイド&スポット |
電池残量の表示機能 | 有り |
ストロボ機能の有無 | 無し |
防水性能 | IP54(動作を阻害するほどの粉塵が侵入しない&いかなる方向からの真水の飛沫にも影響を受けない) |
使用電池 | 単3電池×1または専用バッテリー |
その他 | ライト部を外してクリップで使用可能、バンドのカラビナでぶら下げられる |

まとめ
誰しも?最初はホームセンターで安いヘッドライトを買って使うと思います。僕もそのうちの1人でした。ある時ブラックダイヤモンドのヘッドライトを購入したところ、その性能の良さにビックリしたのを今でも覚えています。
それから、クライミングや雪山に行くことで、暗い中でも積極的に動くことが多くなりました。ヘッドライトが登山の成否を決定する要素なのは間違いありません。その中で感じた大事な点は以下の3点です。
・覚えてなくても扱える操作性の良さ
・操作性の良さからくる、こまめな明るさ調整による電池の温存
・予備電池、予備ヘッドライトは必ず携行する
参考にしていただければ幸いです。近々、動画も撮る予定です。乞うご期待!