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オスプレーのポコとモンベルのベビーキャリアのレビュー【おすすめはどっち?】

岩と沢さん
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子供と登山に行くならベビーキャリアは必須です。ベビーキャリアは、モンベルやドイター、オスプレーが発売していますが、使える期間が短いのに値段が高くてと~っても迷います。子育てハイカーの為に、モンベルとオスプレーを実際に使ってみたレビューをします。

ベビーキャリアは、背負い心地と容量の大きさで選ぶと失敗が少ないです。背負い心地、容量ともにオスプレーのベビーキャリアがおすすめです。この記事が、子育てハイカーの助けになれば良いなと思います。

岩と沢さん
岩と沢さん
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■元登山ガイドステージⅡ
■元登山用品店のショップ店員
■JSPO登山ステージ2
■JSPOクライミングコーチ1
8年間務めた仕事を退職し、海外登山を果すほどの登山愛好家。
現在は二児の父をしながら、家庭と登山の両立を目指しています。
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オスプレーとモンベルのベビーキャリアの背負い心地の違い

背負い心地は圧倒的にオスプレーが良かったです。背負い心地が良いと、子供を背負ってのハイキングが楽になります。オスプレーは約50年バックパックを作り続けている会社なのも頷けます。背面の作りを見るべきポイントは以下のとおりです。

  • 背面の作りの違い
  • 背面長調整の作りの違い
  • 腰回りの作りの違い

1,背面の作りの違い

自分の背中に、バックパックの背面が当たる面積が多いほど子供の重量が分散されるので快適な背負い心地になります。背面が当たる面積を増やしすぎると背中が蒸れますが、オスプレーはメッシュになっているので蒸れにくいです。蒸れにくく、快適に背負える点がオスプレーの特徴です。

背面が総メッシュになっていると蒸れにくくて良いのですが、子供の加重が後ろ側になるデメリットもあります。ベビーキャリアではそのデメリットを感じにくいので、ポコの作りはやっぱり良いなと思います。

2,背面長調整の作りの違い

背面長調整とは、バックパックの背面の長さと背負う人の背中の長さを合わせることです。長さがあっていると、背負い心地も快適になります。お父さんが背負うときとお母さんが背負う時で簡単に変えられると便利です。

背面長を合わせた際は、背負った時のショルダーベルトと肩回りのフィット感が重要です。オスプレーはショルダーベルトと背面長が一体化しているので、肩回りのフィット感は良いです。オスプレーは作りに妥協が無いことがわかります。

3,腰回りの作りの違い

オスプレーのポコプラスは、ヒップベルトの長さ調整をマジックテープで簡単に行えます。ウエストの太さはお母さんとお父さんでかなり違うと思うので、簡単に調整できる点はうれしいポイントですね!

オスプレーは手鏡付き

オスプレーは手鏡が付属しています。手鏡はベビーキャリアに乗った子供の様子を見る際に使います。手鏡が無い時はスマホのインカメ等で子供の様子を確認してましたので、手鏡があるだけでかなり便利です。

子供を太陽から守るサンシェードの作りも大きく違う

暑い日の登山、お子さんの日焼けはとっても気になるポイントです。背負い心地も大事ですが、もしかしたらそれ以上に大事なのがサンシェードです。

オスプレーはがっつり子供を覆いかぶさるようにサンシェードが作られています。メッシュを多用しているので風が通って安心です。オスプレーはサンシェードが初めから付属していますが、モンベルは別売りでした。

紫外線からどれだけ守ってくれるかを数値にしたものがUPFです。オスプレーのサンシェードは最高値のUPF50です。モンベルはUPFの表記が見つかりませんでした。

オムツや水筒、着替えなどいれるので、容量は多い方がいい

バックパックの容量の測り方は統一されていません。メーカーによって測り方が違います。なので、同じ容量表記でもメーカーによって容量は異なります。オスプレーもモンベルも、容量標記は26Lですが、オスプレーの方がはるかに多く感じました。

一番大きな荷室はボトムです。オスプレーはフレームに荷室がくっついていて、モンベルは分離しているのが分かります。これはどちらにもメリット・デメリットがあると感じています。具体的には以下のとおりです。

  • オスプレーは荷物の安定感があるけど、狭い道を歩くと木にフレームが当たる
  • モンベルは荷物の安定感に劣るけど、フレームをたためるので狭い道でも歩きやすい

上の写真のように、フレームをたためるモンベルは狭い道に有利です。

実際のボトムの荷室は、モンベルの方が大きいです。オスプレーは荷室にサンシェードを収納するので、ボトムの容量はさらに小さくなります。ただし、オスプレーはボトム以外の荷室も多い点が特徴です。

オスプレーはボトム以外の収納が多い
モンベルは上部ポケットにサンシェードを収納する

オスプレーのボトム以外の収納部分の写真です。子供と登山に行くと、オシメやら着替えやら、自分の荷物などで荷物が増えがちです。容量が大きい方が絶対良いと思います。

安心の大容量です。

僕のモンベルのベビーキャリアは旧型で、容量が少ないのでザックを足したりしてました。こうすると背負い心地はかなり悪くなります。

どちらのメーカーも子供の座席は調整可能

子供の座る座席の高さ調整はオスプレーもモンベルも可能です。僕はこの機能あまり使ってません。子供がある程度大きくなると、それほど重要性も感じませんでした。

まとめ

表にまとめてみました

製品名 容量 対応背面長 値段 サンシェード値段(合計) レインカバー値段(合計) 本体重量 子供の適応体重(目安) 適応年齢(目安) 備考
モンベル/ベビーキャリア 26L 44~54cm 24,640円 2.750円(27,390
円)
4,070円(31,460円) 2.35kg 9~16kg 9ヶ月~4歳ぐらいまで  
オスプレー/ポコ 20L 38~53cm 36,300円 付属 3,410円(39,710円) 3.49kg 11~22kg 6ヶ月~6歳ぐらいまで  
オスプレー/ポコプラス 26L 38~53cm 41,800円 付属 3,410円(45,210円) 3.58kg 11~22kg 6ヶ月~6歳ぐらいまで ポコに腰ベルトの調整と容量を追加したモデル
オスプレー/ポコLT 25L 38~53cm 31,900円 付属 3,410円(35,310円) 2.31kg 7.25~18kg 6ヶ月~5歳ぐらいまで ポコをより軽量、コンパクトにしつつも基本性能はほとんど変わらない。

オスプレーはアメリカの子供を対象にしているからか、子供の適応体重が大きいですね。6歳ぐらいまで背負えることになってますが、重たいので自分で歩いてもらいたいですね。(笑)

僕はポコプラスをかなり気に入ってますが、収納サイズが大きく点はデメリットでした。賃貸暮らしには収納サイズも重要な点です。値段と性能でバランスが良いのはポコLTかと思います。

記事を書いて3年、子供が大きくなって思うこと

3歳だったわが子も、今では6歳となりました。まだ一緒に登山に行ってくれてますが、背負うことはほぼないです。自分で歩いてくれるので助かってます。オスプレーのポコは友人に貸し出し中。

新品を買わなくても、レンタルで十分だったかな・・・と、今は思ってます。3歳の妹と登山に行く際は、ベビーキャリアをあえて持って行かずに、なるべく歩いてもらうようにしてます。(最初からベビーキャリアで背負うと、それに甘えちゃうんですよね・・・)

レンタルだと「今日はベビーキャリアないから歩こうね」とも言い訳できます。そこで調べてみたところ、やまどうぐレンタル屋でレンタルできます。レンタルできるベビーキャリアはドイターの製品ですが、登山用バックパックとして実績のあるメーカーなので安心です。詳細は以下のサイトをご覧ください。

ポコは用途の違いに合わせて3種類あります

 購入を考えている方には、背負い心地や容量、サンシェードの作りを考えると、オスプレーがおすすめです。裏山や里山程度なら、背面をややチープにしたポコLTで十分です。少し高い山まで行くなら背面長の作りが良いポコが良いです。容量の大きさにこだわるなら、36Lの容量があるポコプレミアムがおすすめです。

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