つむぎ峡
つむぎ峡は初めて沢泊した場所として思い出深い沢だ。これまで数回遡行し、再び久しぶりに遡行したが、相変わらず美渓だと感じた。
前半は登り応えのある滝が連続して現れる。後半はゴーロが長いが、最後にも面白い滝が出てくる。全体を通して岩が綺麗だ。F8の手前までなら顕著な林道が沢沿いにあるので、エスケープもしやすい。
今回、写真を結構撮り忘れてしまったので、過去に遡行した時の写真も混ざってます。
上の写真から、左の山道を歩くと沢が右手に見える。堤防も三つ見えるので、三つ目の堤防の所から入渓した
入渓地点。水が綺麗でテンション上がります!
F1は階段状だが念の為ロープを出した。
上の写真は過去の写真で、今回は右から登った。水の抜け口がスラブになっており怖かったので、左から登った方が良かったかも知れない。カムと立木で支店を取った!
F3は、チョックストーンで水の中を登るとなかなか厳しそう。ここは右岸をへつって登った。へつりが面白い!
F5はとても難しそうな、曲がりくねった滝である。可能性は無くはなさそうだが…ここは右岸の尾根を高巻いた。残置の細い紐があるが、前半はなかなかファジーなので、心配な人はロープを出そう!
F6へ懸垂下降する。
F6は左岸を登る。一段登るところまでは簡単で、そこから左へ少しトラバース。ここでカムの0.4がバチ効きになるので、水際を登る。一段テラスとなったところでハーケンを効かせて登った。チョックストーンで終了点を構築
その後、ツルッとしたF7が現れる。
ゴルジュだが、右からファジーなへつりで巻くことも可能。なかなか難しい。
前回F7の直登が出来なかったので、今回はリベンジ!上の写真よりも一段登ったところまで行き、左手でガバを取ったのだが、足が滑って落っこちてしまった!残念!ここは滑り台なので落ちても問題なし。ただし、淵が深いのでライフジャケットはあった方が安心だと思う。今回は持ってきてなかったので、あまり無理は出来なかった。
F8は2段からなる滝だ。
1段目は右から登り水をパス出来るが、2段目は腰辺りまで淵に入らないといけない。ここまでのゴーロで身体を温めておこう。
2段目は右のチムニーっぽいルンゼを登る。中間までは簡単で、チョックストーンで支点が取れる。丈夫もカムで支点が取れるのだが、思い切って身体を外に出し、つっぱりっぽく登ると高度感が味わえる。チムニーのようにズリズリ登っても良い。
スタンスはこまかいのでなかなか怖いが、フィナーレには丁度良い滝だ。登った立木でビレー。細い残置スリングが巻いてあった。
二俣に到着。このままガクガク山に登るならば右に行こう。
トポ図では、右に行くと山道がありそうな雰囲気で書いてある。右に行き、山道を探したが見つからない。F8よりも下流、ゴーロまで戻り、明確な道があったところまで引き返すことにした。
途中でジムグリと出会う。蛇には注意したいところだ!
無事に駐車地点まで帰ることができた!
今回は山道を引き返して帰ったが、そのまま沢を詰めてガクガク山に登り、広高谷へ抜けて、広高谷林道を下山する事も出来る。(昔行った時は、かなりの藪だった記憶がある)
また是非とも訪れたい!