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【元自衛官が解説】登山でスマホ落下防止のためのストラップ|自衛隊用品で自作する方法と市販品の選び方

岩と沢さん
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登山中、地図アプリの確認や写真撮影でスマホを取り出した瞬間に、スマホを落としそうになってヒヤリとしたことがあると思います。スマホを落とせば、破損だけでなく遭難リスクが高まる事態にもつながります。特にクライミングや冬山では、スマホ落下のリスクは大きいです

スマホに繋ぐストラップがあれば、万が一落としそうになっても安心です。この記事では、市販品の選び方や、自衛隊用品を流用した自作ストラップの作り方を解説します。

岩と沢さん
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■元登山ガイドステージⅡ
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現在は二児の父をしながら、家庭と登山の両立を目指しています。
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登山中のスマホ落下リスクと、ストラップが必要な3つの理由

登山中のスマホ落下させないために、ストラップを使うべき理由を3つ解説します。

紛失リスク
万が一遭難した際でも、スマホがあれば救助を呼べます。最近は衛星通信が発達しているので、電波が入らない所が少なくなってきました。最低限の自助努力は大切ですが、万が一の際は救助を呼びましょう。
落下による破損
硬い岩に落下すれば、画面が割れて操作できなくなる可能性あります。修理代も数万円かかります。
グローブ着用時のリスク
冬山や雪山では、グローブをしたままスマホを操作します。素手より滑りやすく、落下リスクは高くなります。紛失や破損のリスクがあります。

僕はスマホを落として破損させたことはないですが、デジカメを落として液晶画面を破損させたことがあります。写真は撮れず、修理も数万円かかるとメーカーに言われ、泣く泣く新品を買い直しました。

登山用スマホストラップの主な種類と特徴

登山で使われるスマホストラップは大きく分けて4種類あります。それぞれの特徴を解説します。

【コイルストラップ式】便利でコンパクト。耐久性に難あり

コイルストラップ式は、伸縮自在の螺旋状のコードでスマホを繋ぐタイプです。普段はコンパクトに収まり、使うときだけ伸びる便利さが特徴です。便利ですが耐久性にやや難があります。耐久性がある物ほどサイズが大きくなるのでバランスが難しいです。

【カラビナリール式】使い方に注意が必要

リール内蔵タイプのストラップです。70〜85cm程度の伸縮幅があり、使うときだけ引き出して、離すと自動で巻き取られます。使わないときはコンパクトで見た目もカッコいいですが、使い方に注意が必要です。カラビナリール式で有名なROOTでも公式に次の記載があります。「ラインが伸びきった状態で1.5kg以上の負荷をかけると、紐が抜けるなど本体が破損する恐れがある

僕の経験上、安物はすぐに壊れます。使う場合は信頼感のあるROOTを使用すると安心です。

【ネックストラップ式】寒い時期におすすめ

ネックストラップ式は、首から下げてスマホを保持するタイプです。薄着になる季節では、スマホを胸に直接収納することになるので向きません。冬だとスマホを肌に近い所で保温しながら使えますし、タッチペンやナイフを一緒に携行しておくと便利です。

【自作ストラップ式】安くて信頼感が高い

パラコードやダイニーマコード・自衛隊用品などを使って自作します。作りが単純で、安価に仕上がり、強度もばっちりです。自分の必要な長さで作れるのもメリットです。コード部分をゴムにすれば伸縮するタイプも作れます。

自衛隊用品を流用したスマホストラップの作り方

自衛隊では、訓練中に装備品を落としてはいけないので装備全てに脱落防止のコードを装着します。脱落防止のコードは自衛隊用品として売られており、中には登山用スマホストラップに最適なものがあります。通販でも入手可能で、価格も手頃です。

自作する場合は、フック×2と細引きを用意します。細引きは何でも良いですが、僕は強度を高めるためにダイニーマコードを使用しています。フックの穴に細引きを通し、ダブルフィッシャーで結べば完成です。僕は数年愛用してますが、壊れる気配はありません


自衛隊の訓練用品を販売するメーカーは「戦人」が有名です。戦人から販売されているのは上のフックです。このフックの旧型を僕は何年も使ってもすが、未だに壊れません。値段も手ごろです。

スマホケース、またはスマホ本体の穴にもコードを通しておくと、そのコードにフックをかけるだけで使用できます。スマホケースの穴は物によって耐久性は違うと思うので注意してください。

自作ストラップと市販品の比較

自衛隊用品流用の自作ストラップと、登山ブランドの市販品、どちらを選ぶべきか比較表で整理します。

商品リンクROOT CO/GRAVITY MAG REEL SQR LITEROOT CO/GRAVITY MAG REEL SQRROOT CO/GRAVITY MAG REEL LITEROOT CO/GRAVITY MAG REEL戦人/コイルストラップ12cmダイニーマロープ2mmナイトアイズ/ヒッチ&コイルナイトアイズ/ヒッチ&ネックストラップ
重量約19g約40g41g41g
リール紐長さ最大約65cm最大約85cm最大約65cm最大約85cm最大100cm
耐荷重推奨吊り下げ重量150g推奨吊り下げ重量300g推奨吊り下げ重量150g推奨吊り下げ重量300g330kg
ポイント最も軽い。必要最低限のモデルカラビナを使わずにループなどに装着可能MAG REELよりも少しだけコンパクトMAG REELと言えばコレ壊れやすい個所がカシメてあり耐久性が上がりましたダイニーマなので細いけど耐久性有りアンカーをスマホケースと本体の間に挟むだけで使えるヒッチ&コイルのストラップバージョン
詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

自作ストラップは強度・耐久性・カスタマイズ性で市販品を上回ります。市販品は見た目がオシャレで、特にマグリールはカラーやデザインが豊富です。

自作か市販品どちらにするか迷った方は以下を参考にしてください。

自作派におすすめ
・過酷な環境(冬山・沢登り・クライミング)で使う人
・市販品では満足できない強度を求める人
・長期使用を見据えてコストを抑えたい人
市販品派におすすめ
・すぐにストラップを揃えたい人
・過酷な環境で使わない人
・登山ブランドの統一感や見た目を重視する人

登山でおすすめの市販スマホストラップ

それぞれ詳細を解説します。

【ROOT CO/GRAVITY MAG REELシリーズ】強力なマグネット搭載

使わないときは強力なマグネットでしっかりとスマホなどをぶら下げることができます。使用する際は引っ張るだけ。登山だけでなく日常の様々なシーンで活躍します。カラーやバリエーションが非常に多いので、お気に入りのモデルを探しましょう。

【戦人/コイルストラップ12cm】過酷な現場で培われた耐久性


自衛隊が脱落防止に使うオーソドックスな道具と言えばコレです。過酷な現場で使われ続けているので、耐久性は間違いありません。新型はフックとコイルをカシメて耐久性をアップさせています。昔のタイプは圧着しているだけでしたが、それでも数年は使用できるほど頑丈でした。

スマホだけでなく、コンパスなどの脱落防止にもおすすめ。


半分の長さのタイプもあります。なお、戦人の製品は楽天市場でのみ購入可能です。他にもいろいろ売ってあるので是非楽天を覗いてみてください

【ダイニーマロープ】自作するなら強度の高い紐がおすすめ

本来はガイラインで使う製品ですが、丈夫な細引きとしても使用可能です。2mmの細さですが耐荷重は330kgと十分な耐久性です。通常の細引きの2mmは岩角などにこすれると切れる場合がありますが、ダイニーマは強いです。


フックは戦人のフックがおすすめです。安物のフックはゲートがすぐに壊れたりしますが、戦人のフックは壊れません。驚くほどの高耐久でありながら値段も安いのでおすすめです。

【ナイトアイズ/ヒッチ】スマホケースに細工無しで使用可能

アンカーをスマホとケースの間に挟むだけで使えます。一度挟んでしまえば充電の際も取り外す必要がありません。

ストラップを使うときの注意点と運用ルール

ストラップは万能ではなく、誤った使い方をするとかえって危険を招くこともあります。以下に解説します。

首掛けタイプを岩場やクライミングで使う際は、胸の前に出しっぱなしにしてはいけません。落ちた際に、紐が何かに引っ掛かって首を絞めてしまうリスクがあります。岩場やクライミングで使う際は、必ず服の中に収納してください。

ストラップは過信しないでください。「落とさない」を基本にし、ストラップは飽くまで保険として使用しましょう。

まとめ

登山中のスマホ落下は、ストラップを使うことで対策できますが、過酷な環境で使うなら、自衛隊用品を流用した自作ストラップが強度・耐久性の両面でおすすめです。手早く済ませたかったり、オシャレなものが欲しい場合は市販品を選びましょう。自分の登山スタイルに合った選択をすることが大切です。

ストラップだけでなく、スマホポーチと組み合わせることで、落下対策はさらに万全になります。登山用スマホポーチの選び方や、おすすめ商品については、以下の記事で詳しく解説しています。

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8年間務めた仕事を退職し、海外登山を果すほどの登山愛好家。
現在は二児の父をしながら、家庭と登山の両立を目指しています。
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