【2024年おすすめ16選】ピッケルの選び方|元登山ガイドが徹底解説【初・中級者向け】
雪山の3種の神器の中でも、最も基本となるのがピッケルです。種類が沢山あり、自分で好きに選びたいですが、何を基準に選べばよいか分からない方も多いです。この記事では、ピッケルの選び方の基本、用途別のおすすめのピッケルをご紹介します。
この記事を読むことで、用途に合ったピッケルを自分で選べるようになります。費用を抑えたい方はストレートシャフトを、傾斜の強い雪山にも行きたい方は少し短めのベントシャフトタイプを選びましょう。
ピッケルの役割と各部名称
ピッケルを選ぶ前に覚えておきたい役割と各部名称について解説します。
ピッケルの役割は「滑落停止」「杖」「整地」「登りのサポ-ト」
ピッケルには主に4つの役割があります。具体的には以下のとおりです。
■滑落停止
雪山で滑って落ちたときに、ピッケルを雪面に刺して停めます。他の道具では代わりにならないピッケルの重要な要素です。
■杖
歩行時のバランスの保持に使います。
■整地
ピッケルのアッズと呼ばれるパーツを使って、硬い雪や氷を削ります。急斜面で足場を作ったり、テントを設営するために整地したりする場合に便利です。
■登りのサポート
急斜面で登れないような雪面を、ピッケルを使って登ります。
どのピッケルも主な役割は滑落停止のためにあります。ただし、ピッケルの種類によって、それぞれ得意とする役割が異なります。初心者がピッケルを選ぶ際は「滑落停止」「杖」「整地」に重点を置いて選ぶと失敗が少ないです。
ピッケルの各部位の名称
どんなピッケルでも、各部位の名称は以上のとおりです。通常はヘッド部分を持ち、スパイクを雪面に刺して使います。滑落停止を行う際や、急な斜面を登る場合にピックを使います。急な斜面を登る際は、ポンメルがあると強く握り込まなくても良いので便利です。
ストレートシャフトとベントシャフトの違い
ストレートシャフトとベントシャフトの違いは、急斜面でピックやスパイクを雪面に刺しやすいかどうかです。上の写真のように、シャフトを持って(ダガーポジション)雪面にピックを刺す際は、ベントシャフトのほうがより深く差しやすいです。
ヘッド部を持った場合も、急な斜面を登る際はベントシャフトの方がスパイクが雪面に刺しやすいです。雪山のレベルを上げたい人はベントシャフトを選んでおくと、後悔が少ないです。長さが適正であれば、ベントシャフトは万能です。
短いピッケルは、降りでスパイクが雪面に刺さらず、杖として使いにくいです。ストレートタイプの方が長いピッケルが多いです。急斜面を登る予定の無い方は、ストレートシャフトを選びましょう。
ピッケルの選び方
ピッケルの選び方について詳しく解説します。
3種類のピッケルから選ぶ
それぞれの用途は以下のとおりです。
■縦走タイプ
ポピュラーなピッケルです。登りでも降りでも杖として使いやすいです。値段が安い物も多く、初心者におすすめ。簡単な雪山向け。
■ミックスタイプ
急斜面の雪面や、簡単なアイスクライミングまで対応します。初心者がミックスタイプを選ぶ際は、長さに注意が必要です。
■アイスクライミングタイプ
杖の役割よりも、急斜面を登ることに特化したタイプです。バリエーションやアイスクライミングに行く上級者向けです。
安価で、簡単な雪山にしか行かない初心者には縦走タイプがおすすめです。ちょっと斜度が急な雪山に行きたい方にはミックスタイプの長めがおすすめです。雪山での歩き方に自信があり、バリエーションを目指す方はミックスタイプを選びましょう。
ピックの素材はアルミ以外を選ぼう
ピックの素材には、ステンレスや鋼、スチール、アルミなどがあります。アルミは軽いのですが、雪が少しでも硬いと全く歯が刺さりません。滑落停止もできないので、ピックがアルミの物は選ばないようにしましょう。
ヘッドが握りやすい物だと手が疲れにくい
ピッケルは、基本的にヘッド部を持ち続けることになります。手の小さい方や女性は、ヘッド部がもちやすい方が疲れにくいです。
CENやUIAAなどの規格に適合した物を選ぼう
ピッケルには、B(ベーシック)とT(テクニカル)のUIAA規格があります。上の写真のように、シャフトとピックにそれぞれ規格が明記してある物もあれば、されてない物もあります。記載が無く、CEの表記があればBタイプです。初心者はBでも大丈夫です。登山メーカーから出ている物であれば問題ありません。具体的な違いは以下のとおりです。
■B(ベーシック)
一般的な縦走登山では十分な強度。Tと比べて軽量です。
■(テクニカル)
ベーシックの1.5倍の強度があります。確保支点としても使えます。ベーシックよりも重いです。
ピッケルの長さは身長によって選ぶ
ピッケルは長さが重要です。初心者は、上の図のようにスパイクがくるぶし辺りに来る長さが適切です。ピッケルが無くても、メジャーで簡単に長さを測れます。腕の長さによっても異なりますが、以下を参考にしてください。
■身長160~165cm:50~55cmのピッケル
■身長165~170cm:55~60cmのピッケル
■身長170cm以上:60cm以上のピッケル
僕は身長173cmで、縦走もバリエーションも50cm前後を使っています。同じ身長の方には、初めてのピッケルは60cm前後のベントタイプをおすすめします。雪上での歩きに自信がある方は、少し短めでも問題ないです。
短い方が取り回しが良く、滑落停止の動作がしやすいと解説しているサイトも多いです。僕の経験では、よっぽど長すぎなければ問題ないと考えています。スパイクがくるぶし辺りにくる長さであれば、問題ありません。
アッズとハンマーでは、アッズを選ぼう
アッズは硬い雪面を削って足場にしたり、テント設営の整地に使ったりします。ハンマーはバリエーション向きなので、初心者はアッズを選んでおくと間違いありません。
ピッケルを落とさないリーシュも用意する
リーシュとは、ピッケルを落とさないためのロープ(ゴム)です。カラビナとスリングで代用できますが、既製品が便利なのでおすすめです。ピッケルは右手や左手で持つことになるので、肩掛けできる物が便利です。
リーシュはグリベルのスプリングリーシュベルトが最もおすすめです。肩掛けにできるので両手に対応でき、ゴムが伸び縮みするので邪魔になりません。リーシュに付いている輪っかにピッケルを刺して、一時的に両手をフリーにできます。スパイクとピックのカバーも付いているので、カバーを別途購入する必要がありません。
【縦走用】安価で初心者におすすめのピッケル7選
傾斜が緩い雪山で、コストを抑えたい方におすすめのピッケルをまとめました。
【ブラックダイヤモンド/レイブン】ヘッドが握りやすく、安価
ピックは打ち込みやすく、アッズは作業性が良いモデルです。鋭利さを増したスパイクは凍結面にもしっかりと打ち込めます。シャフトは台形断面になり、より握りやすくなりました。
- 堅牢かつ握りやすい台形断面のシャフト
- 大型カラビナホールを備えた堅牢なステンレス製ヘッド
- 安全なセルフアレストをサポートするピックデザイン
- CEN-B認証
- 重量:55cm=428g、60cm=445g、65cm=462g、70cm=478g、75cm=495g、80cm=512g、90cm=528g
【グリベル/GゼロEvo】手が冷たくなりにくく、色が方法
GゼロEVOは、ウォーキングアックスとして人気のGゼロの後継製品でカラフルな4色展開です。
ヘッドはエッジを取ってあるピックと丸い形状のアッズから構成され、石突もエッジが取ってあるので安全に持ち運びや取り回しができます。ヘッドには手の冷えを防止する取り外し可能なプラスチックカバーを備えています。
●素材(ヘッド)/熱間鍛造ニッケルクロムモリブデン鋼
●素材(シャフト)/アルミ
●素材(ヘッドカバー)/プラスチック
●サイズ/シャフト長58、66、74(cm)
●認証/CE EN 13089, type 1(Basic ice tool), UIAA 152
●ヘッドカバー、ロングリーシュEVO付き
●重量/480g(66cmリーシュ付き)
【グリベル/ネパールSA】滑落停止が行いやすいゆるやかなベントシャフト
ネパールSAプラスは小ぶりのヘッドでピックやアッズのエッジをやや取ってあり、取り回しに気を使うことなく使用できる雪山用アックスです。緩くカーブしたシャフトは斜面においてアックスを突き刺しやすくします。
●素材(ヘッド)/熱間鍛造ニッケルクロムモリブデン鋼
●素材(シャフト)/アルミ
●素材(グリップ)/ラバー
●サイズ/シャフト長53、58、66、74(cm)
●認証/CE EN 13089, type 1(Basic ice tool), UIAA 152
●ヘッドカバー、ニューロングリーシュ付き
●重量/545(66cmリーシュ付き)
【ペツル/グレイシャー】軽さと頑丈さのバランスが良い
トレッキング用軽量アイスアックスです。高品質のスチールピックにより、固い雪や氷を確実にとらえられます。雪面への刺さりと高い耐久性を両立したモデルです。シャフト表面には耐食性向上のためのアルマイト処理、ヘッドの手がかかる部分には優れたグリップ性を発揮するためのプラスチック加工が施されています。
- グリップ性を向上するために、ピックの手がかかる部分をプラスチックで加工しています
- 先端を 3 mm まで細くしたのこぎり歯状のピック
- テクニカル アイスアックスと同スペックの高品質ステンレスピック
- ステップカッティングに使いやすいシャープな高強度アッズ
- ピックには、カラビナのクリップやスリングの取付けが可能なホールがあります
- 重量:350g (60cm)、370g (68cm)、390g (75cm)
【ブラックダイヤモンド/レイブンプロ】レイブンのベントバージョン
台形断面の緩やかなベントシャフトとなり、クライミング性能と握りやすさが向上。ピック、アッズ、スパイクの形状が改良され、よりテクニカルな用途にも対応できます。
- 溝付きグリップを備えた台形断面のベントシャフト
- より鋭くなったピックと大型カラビナホールを備えたステンレス製ヘッド
- 握りやすいエルゴノミックデザイン
- CEN-B認証
- 重量:50cm=373g、55cm=389g、60cm=406g、65cm=423g、70cm=439g、75cm=456g
【ブルーアイス/ブラックバード】握りやすいて上部なヘッド形状
2019年新しくラインナップに加わったブラックバードは、クラシカルでスタンダードなピッケルです。ブルーバードと同じ血を受け継ぎ作られたこのアイスツールは、登山者やアルピニストが高い山間部に始めて挑戦するときに優れた導入ツールです。
・クロモリヘッド
・アルミニウムシャフト
・すべり止め加工されたグリップ
・クロモリアッズヘッド
・ピック/アッズプロテクター
・重量:330g(49cm)
【ペツル/サミット】適度なベントと鋭利なピックで対応力が高い
『サミット』は、コストパフォーマンスに優れたモデルです。 軽量で、ピック、石突どちらでも確実に雪面をとらえられます。シャフトがカーブしているため、緩斜面から急斜面まで、様々なポジションでの使用できます。
- 軽量ながら、ヘッドに十分な重さがあるため、急な雪面への打ち込みが容易です
- シャフトの上部がカーブしているため、急斜面にも対応します
- シャフトの下部は真っ直ぐなため、雪面への差し込みが容易です
- 先端を 3 mm まで細くしたのこぎり歯状のピックにより、固い雪や氷を確実にとらえます
- ピックの中間部が太くなっており、軟らかい雪にも対応します
- 持ちやすく、ステップカッティングに使いやすいシャープな高強度アッズ
- 重量:360g (52cm)、380g (59cm)、400g (66cm)
【縦走+ミックス用】傾斜の強い雪山に対応できるピッケル9選
傾斜の強い雪山に行かれる方におすすめなピッケルをまとめました。長さに注意が必要です。歩きに自信のある方は50cm前後を、そうでない方はくるぶしの長さより少し短めが扱いやすいです。
【グリベル/エアーテックEVO】丈夫で堅牢、グリベルのベストセラー
ワンピースの熱間鍛造ニッケルクロームモリブデン鋼ヘッドは丈夫で軽くバランスよく造られており、ピックやアッズを鋭く加工してあるので硬い雪や氷に良く食い込みます。横に溝があるシャフトは、薄い厚さで十分な耐性を持ちます。カーブしたシャフトは急な斜面でアックスを付きやすくし、グリップを握る様なシーンではピックが雪面を確実にとらえます。オプションのGスライダーを取り付けることで、急斜面でも確実なアックスの操作が可能です。エアーテックEVOは雪山縦走からテクニカルな冬山登山まで幅広く使うことのできるアックスです。
●素材(ヘッド)/熱間鍛造ニッケルクロムモリブデン鋼
●素材(シャフト)/アルミGボーンシャフト
●素材(グリップ)/ラバー
●サイズ/シャフト長48、53、58、66(cm)
●サイズ/ヘッド長24cm
●認証/CE EN 13089, type 2(Technical ice tool), UIAA 152
■ヘッドカバー付き
■別売りのポンメル(Gスライダー)を装着可能
●重量/490g(53cm)
【ペツル/サミットエボ】サミットをよりテクニカルに
『サミットエボ』はあらゆる状況に対応します。ハイドロフォーミング成形されたシャフトにより、軽量かつ快適なグリップ性能を発揮します。シャフトの上部がカーブしているため、急斜面の氷にも対応します。熱処理を施したスチール製のヘッドが雪面を確実にとらえます。シャフトにオプションの『トリグレスト』を付けることで、アイスアックスとして使用可能です。
- 先端を 3 mm まで細くしたのこぎり歯状のピックにより、固い雪や氷を確実にとらえます
- ピックの中間部が太くなっており、軟らかい雪にも対応します
- 持ちやすく、ステップカッティングに使いやすいシャープな高強度アッズ
- ピックには、カラビナのクリップやスリングの取付けが可能なホールがあります
- 高品質アルミニウムシャフト(航空機にも使用される7075アルミニウム合金製)に優れた耐食性を発揮するアルマイト処理を施しています
- 『トリグレスト』、リーシュ『リンキン』と併用できます。
- 重量:400g (52cm)、420g (59cm)、450g (66cm)
【グリベル/エアーテックSAライト】エアーテックEVOの軽量化バージョン
熱間鍛造ニッケルクロームモリブデン鋼のヘッドはピックやアッズを鋭く加工してあるので、雪や氷をしっかりととらえられます。B規格のアルミシャフトは薄くても強度があり、軽量化を図っています。緩くカーブしたシャフトは斜面においてアックスを突き刺しやすくします。軽量でシンプルな汎用性の高い雪山登山用アックスです。
●素材(ヘッド)/熱間鍛造ニッケルクロムモリブデン鋼
●素材(シャフト)/アルミGボーンシャフト
●サイズ/シャフト長53、58、66(cm)
●サイズ/ヘッド長24cm
●認証/CE EN 13089, type 1(Basic ice tool), UIAA 152
■ヘッドカバー付き
■別売りのポンメル(Gスライダー)を装着可能
●重量/420g(53cm)
【ブラックダイアモンド/ベノムアッズ】ピック交換可能
一般縦走はもちろんのこと、急峻なルンゼやバリエーションルート等、クライミング要素を含む登山までカバー。従来モデルと比べ、ピック、スパイクが鋭くなり、よりクライミング寄りのデザインです。ワンタッチで位置調整できるフリックロックポンメルを装備し、急斜面でダガーポジションを楽に取れます。
- マウンテンクラシックピックを標準装備
- ダガーポジションを取りやすいフリックロックポンメル
- 重量:50cm=514g、57cm=545g
【ペツル/サミテック】豊富なカスタマイズ
『サミテック』は汎用性が高く、クラシックルートからテクニカルな用途まであらゆる場面に対応します。モジュール式ヘッドにより、目的に合ったカスタマイズが可能です。ほとんどのアクセサリー (ピック『ピュアアイス』『ドライ』『ピックウェイト』等) に対応するため、難しい局面にも対応します。付属のハンドレスト『トリグレスト』は工具なしで固定する位置を調節できます。
- ピック『アイス』は先端が薄く、氷に刺さりやすい形状です
- スチール製の石突が付いたシャフトにより、しっかりと雪面をとらえます
- シャフトのカーブが緩やかなため、雪上歩行でも雪面にしっかりと刺さります
- 複数の組合せに対応する「アルペンアダプト」システム
- 重量:470g(52cm)
【ブルーアイス/ブルーバード】究極のオールラウンド
ブルーバードは、クラシカルなオールラウンドピッケルです。急な氷雪のために設計され、作られ、洗練されたこのアックスは何十年ものインスピレーションと経験の集大成です。この美しいギアは、数え切れないほど高所登山に同行し、厳しい環境に耐えてきました。
・鍛造ステンレススチールヘッド
・アルミニウムシャフト
・すべり止め加工されたグリップ
・ステンレススチールリベット&ピック
・取り外し可能な可動式ポンメル付属
・スパイクプロテクター付属
・ピック、アッズプロテクター付属
・重量:363g(45cm)
【ブラックダイヤモンド/ベノムLTクラシック】超軽量、豊富なカスタマイズ可能
重量わずか240g。夏のアルパインルートのアプローチ、スキー、積雪期のバリエーションルートなど幅広い用途に対応します。交換可能なホットフォージドクラシックLTピックを標準装備。軽量なアルミ製ヘッドは握りやすさに配慮したデザイン。シャフトのハンドル部分にはグリップ性を高める溝が刻まれ、先端のスパイクは雪面にしっかりと刺すことができます。別売のハンマー、テックピック、ポンメル、ショベルブレードを組み合わせ、用途に合わせたカスタマイズが可能です。
- ホットフォージドクラシックLTピック
- 握りやすさを考慮した鍛造アルミ製ヘッド&アッズ
- グリップ性を高める溝付きアルミニウムシャフト
- 交換可能なスチール製スパイク
- ハンマー、テックピック、ポンメル、トランスファーショベルブレードに対応
- 重量:240g(45cm)
【ブルーアイス/アキラアッズ】最適な重量とバランス
アキラは、アルパインクライミングとスキー登山用として開発されました。軽量、機能的、耐久性に優れたピッケルです。最適な重量とバランスにするために徹底的にテストされたこのピッケルは、剛性も兼ね備えハードな使用にも使えるよう設計されています。
・クロモリヘッド
・アルミニウムシャフト
・すべり止め加工されたグリップ
・ステンレススチールリベット&ピック
・クロモリアッズヘッド
・付属品/ポンメル、ピック/アッズプロテクター
・重量:330g(49cm)
【ブルーアイス/ハミングバード】頑丈さを残したまま超軽量
スキー用のピッケルは、使用する局面がくるまでほとんどの時間、ザックの重りとなっています。スキーや登山用ピッケルはスリムで軽量である必要があります。一方で、厳しい状況でも使える頑丈さ、信頼性も必要です。ハミングバードは、これらの条件を満たすピッケルです。市場で最も軽く、最も速く、最も頑丈なスキーマウンテニアリング用ピッケルの1つです。
・チタニウムヘッド
・アルミニウムシャフト
・すべり止め加工されたグリップ
・ベベルカットシャフト
・軽量チタンヘッド
・ピック、アッズプロテクター付属
・重量:212g(45cm)
まとめ
雪山と言えばピッケルを想像される方も多いはずです。どうせなら、自分で好きなピッケルを選んでみたいですよね。傾斜が強い雪山に行くならベントタイプで少し短めを、傾斜がゆるければくるぶし辺りまでの長さを選びましょう。
傾斜が緩く、コストを下げたい方はストレートタイプのピッケルがベストです。短すぎるピッケルは降りで杖として使いにくいので注意してください。お家でピッケルの長さの目安が欲しい方は、メジャーを手でもってくるぶしまでの長さを測ると、ある程度分かります。
ピッケルが不必要な場面であれば、重いだけで、ストックの方が使いやすい場面も多いです。しかし、思いがけずピッケルが欲しくなるようなシーンもやってきます。雪山は雪の量や硬さなどで、同じ山でもさまざまなシーンがでてきます。持っていれば間違いないので、この機会に手に入れましょう。
※JMSCA(日本山岳SC協会)では、登山用語は英語表記と決まっています。ピッケル(ドイツ語)ではなく、アイスアックス(英語)が正しいですが、一般的に使われているのはピッケルだと思うので、今回はこちらで統一しました。
雪山登山には、雪崩ビーコンとアイゼンも必要です。以下のページで詳しく解説しています。ぜひ一緒に読んでみてください。クリックで別タブで開きます。